shinagawa sleepless sight

1 般若ワンマン【留守電】

ここ最近で一番響いたリリックを入れざるおえませんでした。究極掘り下げていけば、同じなんですよ。笑えて泣ける、窪塚の真骨頂。

2 FRUITS CLiPPER

ダフトパンク風ロボットボイスをヤスタカ節で気持ちよく処理した名曲。ヤスタカ氏は何か元ネタがあるものをアップデートするのが凄まじくうまい。

3 SUPER MUSIC MAKER (SA'08S_A mix)

鈴木亜美がヤスタカ氏によって思いっきり声を加工された面白い時代の曲。迷走とも言えるけれど、これはこれでアリかもしれない。

4 the Time is Now

そしてラップにつながる。きっとループ素材を使って一日ぐらいで作っているのだけれど、それもまた現代的なやり方だと思います。

5 Lounge Designers Killer (rmx ver.)

地味にとても好きな曲です。ノイズギターのフレーズがたまらなくおしゃれ。

6 PONPONPON

間奏の手拍子を聴いたときにピンときました。これはループして繋いでくれという、ヤスタカ氏のDJに向けたメッセージだと。

7 チョコレイト・ディスコ

言わずと知れた名曲。どこまでもキャッチー。

8 クロノスタシス

チョコレイト・ディスコからここに強引につなげるのを思いついたときここ数ヶ月で一番な成果物と自画自賛しました。

9 LAST DANCE

LAST DANCEと名の付く曲は大体名曲の法則。きのこ帝国は凄まじく東京の夜を感じるのでどんな強引な手を使っても入れなければいけないと思いました。

10 Honeycom. ware

僕個人の私的なエピソードで申し訳ないのだけれど、大学受験のラストスパートを支えた名曲。キラキラしたメロディと裏声とギターがたまらないです。

11 LOSER

今一番熱い米津さんのリズミカルな名曲。米津さんが嫌いな人を見たことない。

12 夜を駆ける

冒頭のアルペジオが本当に好きです。夜を駆けていく。スピッツの刹那性が前面に押し出された名曲。

13 Stay The Night

まさかスピッツとうまくつながると思わなかったですけれど、実験に成功したと思いました。とにかく「今夜泊めてよ」と連呼している歌詞が切実で、ここまで言ってるんだから泊めてあげて、と思います。

14 Alive (Zedd Remix)

Zeddのライブの最後を締める曲。実にアンセム感があって、終わりをイメージさせます。

15 ババロア

ここであえてスピッツに戻る。これもまた四つ打ちキックが効いてるなか、スピッツの切なさが溢れる名曲だと思います。シングルになっていないのが不思議。

16 Strobolights

やはりこの曲を入れざる終えませんでした。しかし普通に入れるだけだと物足りないので、原曲とリミックス版を重ねて、低音を強めにしてみました。

17 SHININ'(MONDO GROSSO REMIX)

最後はこの人。10分と長いながらも、クラブミュージックの気持ちよさを取り込みつつ、kjがロック色溢れるボーカルを披露しており、バランスのいい曲です。

「かぐや様は告らせたい」を読んで青春を追体験したよ。

かぐや様は告らせたい 1-10 / 赤坂アカ

連載漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』|週刊ヤングジャンプ公式サイト

 

完璧な漫画、としか言いようがない。今年に入ってベストと言っていい。

僕はこの漫画を読んで、何回も吹き出して、三回泣いて、そして今となっては脳内にかぐや様を住まわせるに至った。それはもう仕事に支障が出るレベルである。進捗定例会議とかそういう場で今ひとつな仕事をする様を見るにつけ、

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とかぐや様が話し出すのだ。これをアウトプットしたら僕は音速でクビになる。

まあ冗談はさておき、この漫画はとても可愛らしい絵柄の表紙であり、一見ありがちな「たまに面白い回があるけれど基本的には可愛い女の子がきゃいきゃいすることで場を持たせるほんわかラブコメ」と勘違いされるかもしれない。しかし「次来るマンガ大賞2017 Web版」の一位という帯は伊達ではない。そんなほんわかラブコメとは一線を画している。

・コメディとして毎話笑わせるクオリティの高さ

好きすぎてコミックス全巻揃えた挙句、ヤングジャンプで最新話を読むに至ったわけだが、読んでいると思わず吹き出しながら顔がにやけてしまいコンビニ店員に不審な顔をされるぐらい面白い。

・感動系エピソードは胸を打ち比喩ではなく涙がこぼれる

銀魂などでは、ギャグ回のキレに感動系エピソードが追いつかず「感動系エピソードを書いて回数を稼ぎながらギャグのネタを考えているのでは?」と邪推されることもしばしばだが、かぐや様ではそんなことは一切ない。むしろ心にぐさぐさ刺さり泣けて来る。「花火の音は聞こえない」でググってみてほしい。数多の感想がヒットする。そう、感想を書かざるおえないぐらいにぐっとくるのだ。選挙編や体育祭編についても、個人的には俺ガイル(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。の略称)にも負けず劣らずな青春群像劇と断言する。奇しくも、俺ガイルとの共通点として「リア充な面々もきちんと人間として描く」というところが挙げられる。人間がきちんとかける作者は当然リア充も単なる記号として扱ったりはしないのだ。

・ラブコメではキャラを最大限生かしたときめきを

とにかくかぐや様は可愛いが、それ以外の男性キャラ含め全員が素晴らしくキャラが立っており、それぞれに長所と短所があって矛盾がない。「良いラブコメは、男どもが面白い」とは九巻の帯の文句だが、全くその通りである。主人公の会長に関しては「努力家」キャラをうまく使って「ひどいセンスから努力で人並みになる」定例エピソードがある。これがまた面白い。この時だけ鬼教官と化す藤原書記がまた面白くて可愛いのである。ラブコメは登場人物命であり、キャラに魅力がなければ当然ときめかないが、この漫画はギャグパートでキャラを立たせておいてそれを矛盾なくラブロマンスに紐づけてくる。ときめきすぎて胸が苦しくなる。

・花火の音は聞こえないという屈指の名作短編

どうしても語らざるおえないので、2000年代のベストラブロマンス短編と言ってもいい「花火の音は聞こえない」がいかに優れているかを書くと、まず、この「花火の音が聞こえない」が収録されている五巻は全て夏休み編であり、不器用な会長とかぐやがずっとすれ違い続ける。つまり、主人公たちは、会えない。

これはすなわち「花火の音は聞こえない」回を最大限にアシストするための「じらし」なのだが、思い出してほしいのはこれが週刊連載(ヤングジャンプ)で、本誌ほどではないにせよアンケートに左右されるということである。この大胆な構成はよほど自信がないとできない。しかしすれ違う回もまた普通に面白いのでアンケートの心配は杞憂。藤原書記がラーメンを食す回は屈指のギャグパートとして名高い。

そんな単話でも成り立つギャグパートはすべて美しく「花火の音は聞こえない」回に収束していくのである。箱入り娘のかぐやが「仲良しの生徒会メンバと花火を見にいく」その切実さはものすごく、かぐやがある事情で一旦花火を諦めて浴衣のままベットに寝転ぶシーンはあまりの表現力で胸が苦しくて泣きそうになる。ちょっと泣いた。

余談だが、赤坂アカ氏はイラストレイターとしても名高く、今はボカロ人気の一角を占めている IA(イア)のデザインもしている。

www.vocaloid.com

デザイナーとしても優れているので、漫画のコマ一つ一つの表現力がすごいのである。漫画の一コマでこんなに心をかきむしられるとは。

そして最後のシーン。一巻の前半部分を丸々使った「焦らし」が最後のカタルシスに変わる珠玉のラストシーンは、ぜひその目で確かめてほしい。BGMは米津玄師の「打ち上げ花火」をオススメする。

 

と、そんな素晴らしいコメディ、ラブロマンス、感動と全方面の漫画力に溢れるこの作品はそれでいて、

・ただ可愛らしい絵を眺めるだけの漫画としても成立するぐらい可愛い

という側面も持っている。なんと間口が広い。

 

もともとドラゴンボールでなくセーラームーンで育った僕は、ラブコメが世間一般の男性より好きであるとは思う。とはいえ、この漫画は間違いなく規格外だ。まだ売れるしこれからもっと売り上げは伸びる。何はともあれ、全巻揃えてほしいと思う。そしていずれくるアニメの感想を語ろう。きっと一期の最終話は「花火の音は聞こえない」だ。それはあの化物語の最終話で「あれがデネブ・アルタイル・ベガ」と指差す回と同じか、もしかしたらそれ以上に、視聴者の心に残ると思う。

普通の本棚。

アニメとゲームの本棚があって、小説と漫画の本棚がないことに気づいた。


<評価については以下の通り>
☆☆☆☆☆ 記憶に残したくない
★☆☆☆☆ 全く合わない
★★☆☆☆ 読むの辛い
★★★☆☆ 楽しく読んだ
★★★★☆ オススメ
★★★★★ もはや僕の一部

 

 

[あ行]

[か行]

[さ行]

[た行]

[な行]

[は行]

[ま行]

[や行]

[ら行]

[わ行]

[0〜9]

みんなの大好きなクソコードを見つけたので紹介するよ

今日は皆さんの好きなクソコードを見つけたのでご報告しようと思います。ただし、プログラムのことを全くわからない人にもわかるようにね。

 

ここに人間の性別を見分ける機械がありました。
しかし男の子と女の子の違いとはなんでしょうか。
真面目に考えることに疲れた技術者は、最後は自分の好みに従って、こうしました。

 

性別を判定するぞ!
→髪の毛が長いから女の子

 

そして髪の長い女の子で試験をして合格としました。

 

ある時、その機械を拡張して女の子だと花を渡す機能を付け加えました。花をつかんだあと同じように性別を判定しなければいけませんが、過去にどうやって女の子と判断したか忘れました。過去にこだわらず前だけを見るタイプの技術者だったんですね。

 

性別を判定するぞ!
→ワンピースを着てる女の子

 

ちょっと結果が良くなりそうですね。そして髪の長いワンピースを着た女の子に花を渡す姿を見て、技術者は満足し、いい仕事をしたと満足感に包まれました。

 

ある日、佐藤さんというワンピースを着た髪の長い男の人が通りかかりました。機械は花を渡しました。

 

間違ってる!佐藤さんは怒りました。

 

技術者は急いで、機械に一つの命令を加えました。

 

「ただし佐藤さんは女の子ではない。」

 

ちなみに女の子を判断する場所は二個ありましたが、技術者は佐藤さんに怒られて焦っていたので一箇所しか直しませんでした。

 

そして次の日にはそのことを忘れました。

 

ある日、僕がその機械の前に立ちました。
僕はわざと髪の短い女の子やジーンズをはいた女の子を前に立たせて、花を渡さないことを確認し、

 

静かに

 

機械から花を渡す機能を削除して

 

技術者を会社の名簿から削除して

 

手向けの花を渡しました。

 

 

 

 

 

(フィクションです)