雨。うだるように雨。

結局学校祭は、雨でした。外のステージ企画だった僕らは、さわりだけやったあと一時中断になって・・・そのまま中止でした。しかも、朝にはまだ雨が降ってなかったせいで、準備は全部してしまったあと。焼き芋の振る舞いと、一つだけ企画をやって終わる(ただ、その企画は凄い盛り上がって、歓声があがって。焼き芋は小さい子には凄い喜ばれたんだけど。これだけが救いじゃ足りなすぎる)。そして、撤収の時間になって、テントの部品とか運ぶときにちょうど、


雨が土砂降りになったりして。


悪夢。レインコートもなく、男も女も皆ずぶぬれになりながら。11月なのにほぼTシャツ一枚の格好の人もいたりして。凍えながら。法被の色が落ちて、みんなのお気に入りの服が赤く染まる。僕のハイネックのセーターもまるで血まみれみたいになる。自分の企画が終わっても、当然のように他の企画の手伝いに行く。「もう帰りたい」って言葉を必死に飲み込む。重い荷物をリアカーもほとんど使わずに、長い距離を運んでいく。そしてそんな状況の中、ほとんど愚痴も言わずに頑張る、実行委員の面々。そりゃあそんな中、いくら僕でも、アリとキリギリスでいえば絶対キリギリスなはずの僕でも・・・愚痴ふりまいたりサボったりできるはずないですよ・・・その上まだ不幸は続く。やっと備品返しが終わったあと、僕は、


全身ずぶ濡れのまま、着替えもできず、電車に揺られて一時間半。


悪夢・・・と思いたいけど、凄まじく現実。家にやっとついて、風呂に浸かった時の感動は忘れません。ていうか当然のごとく風邪ひきました。ああもうなんだこれ。最悪。


どこに怒りをぶつけたらいいのか分からないので、とりあえずブログに書いてみました。ただの愚痴になってしまってスイマセン。ただ、僕よりもっと秋祭に入れ込んでた人も、夏休みもほぼ返上して毎日のように作業してた人も、いるんだよなあ。その人たちの悲しみは僕なんかの辛さとは比べものにならないよなあ。「でも僕ら、この秋祭を通してきっと成長したよ」とか思う余裕すら奪う。すべてを平等に巻き込んでいく雨の不平等。世界は圧倒的に不公平だな、と思った。