イルミネーション

もうすぐ、クリスマスとやらがやってきますね。僕の大学の友人も、雑誌でどこのイルミネーションが綺麗だ、とか調べてました。ふうん、イルミネーションねえ・・・


イルミネーションってそんなにいいか?


はい、こういうこと書くとね、「あーあ、こいつ彼女いるやつがうらやましいんだな。それでこんな負け惜しみ言ってんだな。いたい、いたいわ。」って思われそうだけど。違うんだ、主題はそこじゃない。


突然だけど、僕は「向上心のない人間である」って世間に豪語してるけど、芸術に関しては違う。音楽、文学、最近は演劇と、いいモノを求めたいし、生み出したいって言う欲求がある・・・つもり。


でも、イルミネーションって、いまいち芸術の域まで高められてない気がする。だって「後世に残る電飾」とかないでしょ。キラキラ電気つけただけで、奥ゆかしさっていうか品がなくない?星空と比べてみてよ。ね、そう思わない?


というわけで、僕はクリスマスに彼女がいても、イルミネーションを見に・・・行きます。いや、違うんだって。それで、「凄いキレイだね」とか言って感動している彼女に、適当に相槌を打ちながら、イルミネーションを見ている彼女に見とれていたい。うん、これが俺の理想。





・・・そんでね、雪とか降ってきちゃって、「うわー、ホワイトクリスマスだね。」とか言ってる彼女の長いまつげに、そっと雪がかかってて。雪景色そっちのけで彼女に見惚れるんだ。