Royksopp at 名古屋CLUB QUATTRO

セットリスト
01 ROYKSOPP'S NIGHT OUT
02 WHAT ELES IS THERE?
03 CIRCUIT BREAKER
04 A HIGHER PLACE
05 REMIND ME
06 EPLE
07 ALPHA MALE
08 SPARKS
09 ONLY THIS MOMENT
10 POOR LENO
(encore1)
01 WHAT DOES IT FEEL LIKE?
02 ISTANBUL FOREVER
(encore2)
01 GO WITH THE FLOW
(encore3)
01 NOK E NOK
02 SO EASY

本当に今までの人生で、最高のライブでした。踊るためのライブが、こんなに楽しいだなんて!!


開場時刻と同時に入ると、BGMとして「Windowlicker/Aphex Twin」のリミックスが流れていて、少しテンションがあがる。やっぱりこの会場好き。


最初はやっぱりまだ知名度がないのか、人少ないなあって思ってた。けど、でも、そんなことなくて、遅れてどんどん人が入ってきて、開演時刻には軽くいっぱいに。しかも、Mewのライブのときより、カップルが多くて、しかも可愛い人も多かったような。Royksoppってオシャレだものね。告白のBGMとかに使ったのか?と思ったり。


まあそんなことはともかく、まず始まったのはゲストANNEYのDJ。うーん。可愛かったし、途中にかけたRoyksoppがバックトラックを担当した自身の曲は良かった。DJの機材も近くで見れた。でもね、やっぱなんか下手なのか全然盛り上がらないし、担当時間(約一時間)が長すぎ。うんざりだ。あと、個人的にオールバックという髪型が好みじゃない・・・まあそれはともかく、早く早く本人出てきてー、って思った。


で、苦節一時間。やっと出てきたRoyksoppの二人。クラフトワークみたいな格好。そして始まった「ROYKSOPP'S NIGHT OUT」。いやあ、やっぱり全然盛り上がりが違う。みんなのうねりが半端じゃない。これが、人生二回目の「踊るためのライブ」なんだけど、やっぱり文句なく楽しいわ。この曲も、そこまで好きじゃなかったけれど、ライブで聞いたら大好きな曲になっちゃた。一人がドラム(みたいな音が出る平たい板みたいなの)で叩きだす、リズムが格好良いのですよ。しかも、その楽器を叩く姿が、ドラム並みに格好良かった。よくわかんないけど、なんだろうな。とりあえず、いきなり心掴まれたのです!!


ヴォーカル曲はどうするのかなと思っていたけど、ANNEYとは違うお姉さんが出てきて、ドレスふりふりさせながら歌ってました。やっぱRoyksoppにヴォーカルは不可欠。メインの二人も、憂いを帯びてて、かつ甘い、本当に良い声ですよね。で、「CIRCUIT BREAKER」の後半、女性のコーラスが入ってくる部分で、夢中になりすぎるあまりだんだん自分を見失い始める。ここらへん、やっぱりダンスミュージックは麻薬に近いなと、実感しました。もうね、自分が何してるか分からなくなってくる。踊り「狂う」。感情が氾濫して、涙が出そうになる。


そんな中、「EPLE」が一度目のヤマだった。ピコピコした音に負けじと、俺もぴょんぴょん跳ねる。足を踏む(ゴメンナサイ)。友達連れてこなくて良かったと思ったよ。音に身を任せることって、本当に気持ちがいい・・・。


そして、「ONLY THIS MOMENT」と「POOR LENO」のダブルコンボが二度目のヤマ。この二つをつなげるのは反則だって。前者でメロディの掛け合いに泣きそうになって、後者で夢見がちな冷たいシンセに心を溶かされて・・・曲のなすがままに身体を動かした。「POOR LENO」とかオシャレだし、それほど激しい曲でもないはずだけど、この胸の奥からじわじわとあふれ出てくる、とめどない歓喜と高揚感は何なんだ?みんなも凄く盛り上がってるし。きっと同じ歓喜を感じてるんだろうな・・・そして、いつまでも終わらないでって願った。そして、冗談抜きに生きてて良かったって思った。


・・・アンコールは三回もやってくれました。二回までは予定通りなのかな。三回目は、本当の意味でオマケ?知らない曲が多かったから、上の二曲ほどの盛り上がりはなかったけど、それでも、もうすでに頭が訳分かんない状態になっていたので、まあ踊りましたね。知識として、「GO WITH THE FLOW」はQUEENS OF THE STONE AGEのカヴァーで、「NOK E NOK」はライブオンリーの曲(すごいビービーいってた(笑))。
そして、このアンコールの中では「ISTANBUL FOREVER」ですね。「POOR LENO」のリミックスなんだけど、本当に執拗な四つ打ちになってて、またさらに頭がおかしくなりそうでした。これ以上僕を狂わせてどうするんだよ。


本当に、本当に素敵な時間でした。思わず終わったあと外人さんと握手したぐらい(笑)。Royksoppの二人は、親しみやすそうな人たちだったし。もちろん、最初のANNEYのDJが長いとか、ラストが「SO EASY」って微妙だとか(アンコールに駄目押しの一曲があるとなあ。早く3rd出さないかな。)、細かい不満はあるけれど、「ONLY THIS MOMENT」と「POOR LENO」のコンボがもう全て吹き飛ばした。最高!!最高だよ。


3rd作ってまた日本に来てください。待ってます、Royksopp。狂気と歓喜の素敵な時間をありがとう。