ZIP SUPER SQUARE with TokaiWalker

先週の土日に、名古屋の久屋大通でライブイベントがあると聞いて、行ってきました。
なんといっても、日曜日のメンバーが豪華。
RADWIMPSDJ OZMASEAMO、AIなどなど…これは行くしかないでしょう。
その時のライブレポを。ちょっぴり辛口なので注意。


開始11:00ぐらいに、会場に着くと、やっぱり人が物凄い。メンバーの豪華さを改めて実感。
どうやら、実際にライブが始まるのは1時らしい。なんと、RADWIMPSが最初らしい。
知名度云々よりも、彼らだけがバンドとしてのセットだったという理由かな?)
ずっと並んで待っていると、DJ OZMARADWIMPSがリハーサルをやる。気を効かせたのか、
DJ OZMAにいたってはちょっと(気持ち悪い)トークも交える。
一番の目当てRADWIMPSは、「4645」と「有心論」の一部を演奏したりなんかしちゃって。
もうちょっと取っておいてよ…リハは別の曲にしてよ…と思いながらテンションが上がる。


そして、ほぼちょうど一時ごろ。



>>RADWIMPS

セットリスト
01 4645
02 なんちって
03 ヒキコモリロリン
04 有心論
05 俺色スカイ

出てくるRADの面々。なんだかまだ雰囲気が大学生みたいで、親しみやすい感じだった。
始まったのは予想通り「4645*1」。
ポップなメロディが疾走する、英語詞にちょっとドキッとする日本語詞が挟まれている曲。
みんな気持ち良さそうに飛び跳ねてる。


でも、ここからはちょっと遊んだ感じの曲が多かった。
途中でぐだぐだなフリートークが挟まれる「なんちって」、
与作のメロディ入れちゃう「ヒキコモリロリン」。
とっても面白いし、演奏はしっかりしてるんだけど…もっと聞きたい曲があるのに!!


とか思っていたら、「人を嫌いになるのは簡単で、でも好きになるのはもっと簡単」
という真面目トークを挟んで、みんなが待っていたであろう「有心論」。
やっぱり良かったんだけど、「みんなが歌ってるかな?」と思ったのか、
一番聞きたかったサビで、野田さんが歌うの辞めちゃったりとか、
大好きなアルペジオがギターの不足でなしになってたりとか、ちょっと不完全燃焼。


最後も、知らなかった「俺色スカイ」。うーん。



確かに、曲が少ないのはイベントの都合上しょうがないし、
トップバッターとして盛り上がる曲をたくさん持ってきたのは分かる。
それでもちょっと、物足りなさの残るライブだった。


いつもRADWIMPSを聞いていると思うけれど、
野田洋次郎さんは思いついたアイディアを取り入れないと気が済まない人で、
まだ自分の生み出すメロディがどれだけ綺麗かとか、
自分の生み出す言葉がどれだけキラキラしてるか、分かってない部分があるのかもしれない。
彼らが、本当の自分達の凄さを自覚して、削ぎ落とすことをした時に、
本当に冗談じゃなく「日本を背負うバンド」*2になって、楽しかっただけで終わらない、
心に焼き付いて離れないようなライブをするんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。


過剰な期待なのは分かってるけど、「有心論」や、「ふたりごと」や、「25コ目の染色体」の
キラキラを聞くたびに、僕の期待は間違いじゃないと思う。


時間帯の都合か、それとも彼のライブパフォーマンスの定評さ故か、人が溢れかえる。
RADWIMPSの時の比じゃない量だった)
そのせいで、視覚的なパフォーマンスが売りのはず彼のライブが、さっぱり見えない。
本当に一番前を取った人しか、楽しめなかったんじゃないだろうかって思うくらい。
というわけで、評価できず。「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」で踊りたかったなあ。


しかし、もう少しステージの高さを上げるとかできなかったのだろうか?
いくらただで見れるイベントとはいえ、
あの状況はもうちょっとなんとかならなかったのかな。



>>SEAMO
DJ OZMAよりは減ったものの、まだまだ人はたくさん。
「正装で来てしまいました」とかいって、パンツ一丁で出てきたのは笑えた。
しかし、最近彼の曲は凄くポップなので、最後のほうはけっこう真面目(服も着てた)。
ルパン・ザ・ファイヤー」はもっとたくさんパロってる曲かと思いきや、
ポップなオリジナル曲にちょっとだけルパンのテイストを混ぜた感じで、
そのバランスといい、サビといい、結構格好よい曲だった。
「マタアイマショウ」も売れてるみたいだけど、僕はこっちのほうが断然好きだなあ。


ちなみに、DJ OZMAの時見れなかったりで、ぐだぐだになっていた僕と相方も、
SEAMOで手を振っていたらちょっと復活。やっぱりライブは楽しまなきゃね!



>>AI
最後は時間帯的に人も減り、ちょっと見やすくなったところでAI。
彼女についてはまったく曲を知らないのだけど、それでも圧倒的な歌声だった。
さすがにアメリカのゴスペルが下地にあるだけあって、迫力が一レベル違う。
ファンでもない僕の心すら揺さぶられた。
不満たらたらだった相方も、「Story」が聞けてようやく満足感を得たみたい。


終わりよければすべてよし。RADWIMPSで帰らなくて良かったと思う。



というわけで、人が多すぎでイマイチ楽しめなかった面もあったけど、
ただじゃなければ絶対行かないようなライブを楽しめたし、行ってよかったと思う。
ベストアクトはダントツでAIかな。不満の残ったRADWIMPSはアルバム出して、
ワンマンで来た時に思いっきり楽しんでやろうっと!彼らはまだまだ発展途上なんだから。

*1:ちなみに、ヨロシコと読ませたいらしい

*2:こういうこと言うのやめてっていってたなあ、野田さん