セツナレンサ/RADWIMPS

セツナレンサ
最近英語詞の曲を交えるバンドが増えている気がします(ELLEGARDENストレイテナーなど)。本当は聞いてもらいたいんだけど、日本語にするとどうしても刺激が強くなりすぎるから英語詞にする…そんな理由なんでしょうか。この「セツナレンサ」も、英語詞メインの曲になっている上に、歌詞カードに訳詞がついていません。となるとどうしても気になる僕。辞書片手に訳を考えてみたらとても面白い事に気付きました。


ここで歌われているのはどうやら「伝えること」への葛藤。どうして自分がこんな心の中をいちいち伝えなくちゃいけないんだという、アーティストとしてはあまりに人間的で、弱い心情がこっそり吐露されているんです。「伝えたくない」ということを伝えるのに、日本人には直接伝わらない英語詞を使う。なんだか凄く面白く、かつしっくりくるアイディアだと思います。


そんな「セツナレンサ」は、格好いい英語詞のメロディと、哀愁ただよう日本語詞のメロディが強引気味にくっつけられた、とてもRADWIMPSらしい曲。僕は英語詞の部分が特に好きです。また「バイマイサイ」はいい意味で分裂症気味なA面と違い、アコースティックで優しい曲。野田さんの声は、柔らかくて優しいので、こういう曲もすごくしっくりきます。


アルバムが楽しみだ。