先伸ばしにしておいた話題

ずっと前に問題提起しておきながら、ずっと先延ばしにしていた話題がある。それに今さっき気付いた僕は、「MOTHER 3」にて「やきいモンスター」というなんともおいしそうなモンスターを倒す手を止め、こうしてブログを書いているわけだ。


それはとてもプライベートでデリケートな問題であり、その答えによっては無垢な少年達の夢を黒く塗りつぶす危険もはらんでいるものだ。「真実を知っても、いいことなんて何一つないんだから」という台詞をはき捨てたヒロインもいる。しかし僕はそれを書きたいという衝動を止められないだろう。ここにもう一度問題を提起しようと思う。


ポケットモンスターの世界で、生き物(ポケモンや人間達)は何を食べているのか?


今、すごい勢いで右上の×ボタンをクリックした音が、高らかと耳元で響き渡ったような気がした。どうしよう、この話題で書くのをやめて、代わりに今から赤裸々恋愛話でも書こうか。残ってくれた読者が得した気分になるかもしれないし。でもやっぱり、ちゃんと言ったことは守らなくてはいけない気がしたので、もう少しこの話題について書くことにする。


僕の仮説はこうだった。


食用ポケモンがいる。
実はポケモン以外にも、生き物がいる。
全員ベジタリアン(というか草食)。


そして、その仮説はほぼ当たったともいえるし、外れたとも言える。
答えは、親切にも友人が用意してくれた。

Posted by ねすび September 30, 2006 16:11
まず、人間とポケモン以外の生き物が存在しているのは確定事項。図鑑にはインドゾウ、プランクトンなどが出てくるし、サントアンヌ号の厨房では秋刀魚や舌鮃が調理されてる。分解者である微生物もいるはず。つーか体長19センチ以下の生物が存在しないことはないだろう。


そして、ポケモンポケモンを食べる。また図鑑からの引用になるけど、ピジョンの説明でタマタマをはっきりと「エサ」と書いてあったりする。あとある日のアニメのアリアドス!巣に何匹もポケモンがかかってたけど・・・ヒカリが助けにこなかったらその後の選択肢は1つしかないよね?


オレ的結論。


あの世界では知能が高い、進化をする、特殊な技を使うなどの一定の条件を満たす生物をポケモンと呼んでいて、ポケモンも普通の動物も食べられている。しかしこの世界ではほとんどの人がポケモン大好き人間なので、多くの場合人間が食すのは普通の動物。


改めてありがとう。胸のつっかえ棒が取れた気分だ。「サントアンヌ号の厨房では秋刀魚や舌鮃が調理されてる」…なるほど。僕は紛れもない「ポケモン赤緑世代」でありながら、初めての船旅で出た夕食のことも忘れていたのですね。自分の記憶力のなさが恥ずかしい。


とはいえ、これでポケモンは紛れもなく、ポケモンやあるいは極限状態に陥った人(無人島で食料がつき、泣く泣く友達だったピカチュウを…赫足のゼフもびっくりな展開だ)によって、食されていることが分かってしまった。そういえば、今になって思い出したが、カモネギというポケモンが絶滅寸前なのは、そういう理由もあったような気がする。まあ、カモがネギをしょってやってきたら、どう考えても鍋になってしまうだろうな。ポケモンバトルが娯楽として広まる前は、店頭などで逆さづりになって売られていたのかもしれない。昆布と一緒に。


急にカモネギが哀れになった僕は、ポケモン赤をぬらりと取り出して、捕食者になりそうなポケモンを狙って倒しながら、LV100にしてやりたい衝動に駆られた。さあ今こそ、お前の親友だったカモヲを食べたワタナべ君に復讐の時だ。見ろよ、あいつあんなにまるまると太ってるぜ。お前の「つつく」でその心臓に風穴を開けてやれ。大丈夫だ、お前の「つつく」はもはや鉄にすら跡をつけられることを、昨日一緒に証明しただろう?


だがそんな衝動もいつしか冷めてしまって、「いあいぎり」だけ覚えている、所詮移動要員でしかなかったカモネギ、「おしょう」を逃がすことで、自分の良心を落ち着けた。強く生きろよ、「いあいぎり」があれば、飢えた旅人に出会っても鍋にされることはないさ。


そういえば鍋の季節ですね。「夕べの夕陽の眩しさの理由。」はカモネギを応援しています。
ポケットモンスター モンスターコレクション AG # 083 カモネギ