カオス的記事

「水族館、楽しかったね。久しぶりに幼い気持ちに戻れたっていうか…」
「なんだよそれ」
「とにかく!楽しかったの。君と一緒だからこんなに楽しいのかな」
「え…」
「ねえ、次はどこに連れてってくれるの?」


この子の場合、次の行き先は…うーんと、漫画喫茶だと好感度が下がるらしいな。
ええー、しかも5km以上離れた行き先だと途中で喧嘩イベントになって帰っちゃうのか。
じゃあどこだ…ああ、この手があったか。


「ええっと…じゃあ、PAPCOに行こうか」
「それは、私のために服を買ってくれるってこと?」
「なんでそうなる…なんてね、そのつもりだよ」
「うれしい!」


ええっと、これから車までの道は、手を大きめに振ると好感度アップか。
よし…Aボタンで、手を握ってと。
うお、握り返された時に微妙な振動が…芸が細かいな。
ええと、これぐらい振ればいいのかな…


「ねえ、そんなに手を振らないで。疲れちゃうでしょ?」
「ああ…ごめん」


あれ、やべえ振りすぎた。失敗か?
いや、これでいいんだ。「この言葉が出ると好感度5UP」って、攻略本に書いてあるし。
これで好感度が100になれば、「今日は帰りたくないの」って言われるぞ…

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昨日、Wiiゼルダの伝説のCMを見ました。
思った通り、あのコントローラーを使って、剣が振れるみたいですね。
まあゼルダの伝説といえば、64版にて、僕が初めて3D酔いを経験したという記念すべきゲーム。


(3D酔いとは…3次元のフィールドを進んでいくゲームをしている時に、
乗り物酔いに似た症状が現れること。
人によっては全然平気という人もいますが、僕に至っては全然駄目な側で、
一時間も経つとすぐ気持ち悪さに耐えられらなくなってしまいます。
一番ひどく現れたのはキングダムハーツをやっていたときで、友人達が
「テスト週間なのにキングダムハーツしかやってない」
「彼女と会うよりキングダムハーツしてたほうが楽しい」
とか言ってのめり込んでいるのを知りつつ、序盤のステージにて挫折したこともあったっけ。
ちなみにゼルダの伝説はちゃんとクリアしましたよ。
「なんか気持ち悪くなるな」とかわりと頻繁に思いながら)


あのゲームをやったりしたら、3D酔いのほかにも、なんか起こりそう。
手首の腱鞘炎とか起こりそう。
でも、すごくやってみたくなる自分もいるんですね。
自分の思うとおりに剣が振れる。これはもう、男の子の憧れですよね。
ゲームもついにここまできたんだなあというか、なんというか。


さてここで、唐突に話を戻して、Wii恋愛シミュレーションゲーム
きっと上の文みたいな感じになるんでしょうね。


ちなみに上の文のプレイヤーはどこかのカズオ君。高校二年。彼女はいません。
一度目のプレイでは、その恋愛の拙さからか、
ゲーム内の5人の女の子全員に振られてしまったので、
攻略本片手に、もう一度女の子を落とすことに挑戦中。
母親の「ご飯できたわよ」と「ゲームばっかりやってないで、勉強をしなさい」が耳にたこだとか。


いや、まあ手をつなぐとかはまだかわいらしいんですよ。
あのコントローラーで手を振るとかだったら、まあかわいらしいんですよ。
さっと手をかざすと、女の子の髪の毛がふわってなるとか、まあぎりぎりセーフですよ。
問題は「今日は帰りたくないの」の後ですよ。
一体Wiiのコントローラーを使って何ができるのかという話ですよ。
もうこれぐらいで口に出すのはやめますけど、多分完全にアウトですよ。
服とかさ…あの、手伝ったりしたら…カズオ君は大股で線を踏み越えますよ。
母親の「ゲームばっかりやってないで、勉強をしなさい」もいつしか、
「勉強しなくていいから、せめてこの世界で恋愛をしなさい」になりますよ。


別に、Wiiに警笛を鳴らすつもりはまったくないんですが.
(むしろPS3よりはWiiが欲しいし、買うかも)
もう一つやってたブログで書いた、この記事(←ちょっぴりホラー風味)。
これが現実になる可能性が具体的に見えてくると、やっぱりちょっと怖くなりますよね。


そういえば、町を破壊したり、道行く人を殺したりできるゲームが規制されたことがあったっけ。
ゲームと現実の区別がつかなくなる子供とか、言われたりしたっけ。
それがいつしか、現実よりゲームの方が充実する人達とかいわれるようになるのかな。
そんな中、ゲームはどこまで進化するんだろう…


おもしろい記事を書こうとして始まった今回のお話。
自分でも意外な、ちょっと社会問題に対する投げかけみたいな着地点にたどり付いてしまった。
だからちゃんと最初からテーマを絞らなきゃとか思いながら、
こんなカオス的な雑談もたまにはありかなと言うことで、おしまい。