村上春樹小説の代名詞「やれやれ」

今日は友達に、空けといてねといわれた日なので、万全を期して完全に丸一日フリーにしておいたところ、どうやら飲み会の開始は午後7:00らしく、やれやれ、暇で暇で仕方がない僕はこうしてブログを更新しているのであった。


と言っても、昨日見ていたとても興味深いライ麦畑でつかまえてVSキャッチャー・イン・ザ・ライという記事(2chのコピペ)から話を膨らまそうとしたら、膨らむどころか書いている僕の気持ちがしぼむ一方。まあどうしてかといえば、どのみち「今年はたくさん本を読もうと思いました。手始めに野崎訳の『ライ麦畑で捕まえて』を図書館で探そうと思います」という結論に達するのに、それを長々と引き伸ばして書いていたからだ。いつもいつも回り道が言い訳とは言えないが、かといっていいわけでもない。僕は勢いよく×ボタンを押して文章を消去した。


だいたい、村上春樹フリークと言われる以前に、僕は村上春樹しか読んでいないと近似できるほど読書量の少ない人間であり(それでも読書家の方に知ったかぶりで対応できるように、しっかり三島由紀夫金閣寺とかは読んでいたりする)、このスレに一言申すなんてできるわけがないのだ。ああ、本を読もう。うだるように読もう。


そうやって、ふと脇に目をやると、兄弟二人と両親の家庭にはおよそ似つかわしくない桜蘭高校ホスト部が転がっていた。残念ながら彼女が貸してくれたとかほほえましいエピソードは無く、弟が買ってきたものだ。かなり笑えるという話だったが、残念ながらそこまで面白くなかった。塾では、ある女生徒が「先生、勉強する気がないから漫画読んでいい?」と聞くやいなや、どうみてもBLです、本当にありがとうございました、な本を取り出した。僕はこの国の将来が本気で心配になった。


桜蘭高校ホスト部(クラブ) (1) (花とゆめCOMICS)


いまここで、「BLって何?」と思った人は「ビビデバビデブー」の略と思い込んで生きていけばいいと思う。どこにLがあるのかって?うるさいな、アイスランド語にすると綴りにLが入るからだよ。いいんだよ、深く考えるな。知る事とは、時にとても残酷で悲しいことなんだ。なんだかんだ言っても、ライ麦畑のホールデン君は童貞だったから、あれほど素敵な言葉を畳み掛けるように吐けたんだ。知らなくて良かっただろ?やれやれ、しかしこの日記はひどい終わり方だぜ。