日記18

やっとレポートやらテストやらが一段落して、何もすることがない日曜日がやってきた。
朝起きるともうすでに一時を回っていて、そこから寝巻きを脱ぐまでに二時までかかった。
別に前衛的な脱ぎ方をしたわけでも、誰かが時の進みを加速させたわけでもない。
ただ、座布団に頭を伏せてぼーっとしていたら、50分が経っていただけだ。


モスバーガー機械的に口に放り込みながら思う。なんて贅沢な時間の使い方だろうって。
何かから開放された後の暇な時間は、ダンスミュージックを彩る電子音のように、
こんなにもキラキラしているのに。それがずっと続くと束縛が欲しくなる。
……ループアンドループ。


それからは、Kさんのコメントが気になって、このブログの過去日記を読み返していた。
不思議なことに、ちょっと前に書いた日記ですら、自分が書いたものとは思えなかったりする。
一時的に表面に浮かび上がって消えた感情や思考を、文章が繋ぎとめているからだろうか。


なんにせよ、日記を読み返すというのはとても楽しい行為だ。
やはり日記というのは、書く場所が変わったところで、
自分に向けて書くものということは変わらないのだろう。


しかし、Kさんの言っている抽象的な言葉達については何も分からなかった。
「みんなの閉じていた蓋を開けてしまうキー」だって?そんな大層なものを書いたっけか。
同じシチュエーションの夢を何度も見たということは、僕自身不思議ではあるけれど、
それは結局僕の脳内の話であり、そこから先に広がっていくことはない。


確かに、その夢の終わりにKさんが出てきたというのは気になる。
それが「彼女にコンタクトを取れ」という示唆だとしたら、
その彼女が「ブログをやめて」「日記を終わらせて」とコメントしたことは、大きな意味を持つ。


でも、僕はこの場所が好きで、ここを消すことはできない。
今度バイトで彼女に会えるのは水曜日だ。その時に思う存分話を聞きたいと思う。
彼女が話してくれれば、だけど。


「怠惰でキラキラした一日と僕の日記」2007.07.01.3:00am