どうしよう、面白い。

ポケットモンスターSPECIAL (22) (てんとう虫コミックススペシャル)ポケットモンスターSPECIAL (21) (てんとう虫コミックススペシャル)


僕が春休みに入ってまずしたことと言えば、弟が友人から借りてくるポケットモンスタースペシャルの単行本を読むことだったのだが、これが予想以上に面白くて困り果てている。


どれくらい面白いかといえば、伏線の張り巡らし方はまるで「20世紀少年」並に丁寧で周到だし、パニック度はインディペンデンスデイを凌ぐほどだ。そして、もっともスケールが大きい上に主人公二人の心情描写が深いと思われた、ルビー、サファイア編があまりに面白くて、今日のデートに向かう電車の中で読んでしまった。重症である。


多分僕の周りの人の10人中12人に可哀想な人だと思われただろうが、ならば君も、このポケットモンスタースペシャルを一巻から読んでみれば良いのだ。「やっぱり子供だましだな」とか突っ込みながら、いつの間にか読みふけっている。ポケモン世代なら絶対そうだ。


でもさすがに僕も分かっている。この日記を読んだからといって、これを見た人が、「ポケットモンスタースペシャル」を一巻から読み出すなんてことはきっとないだろう。なら僕は何故この日記を書いたかと言えば、夢中になって読んでいる僕自身が面白くて仕方ないからに他ならない。だって連載が「小学三年生」とかだぜ?「コロコロコミック」ですらないんだぜ?この漫画を小学生の時に読んでいたら凄い勢いで嵌っていただろうなあ。


とにかく、上の画像――21巻、22巻で完結したルビーサファイア編の、パニック映画も真っ青の展開と、魅力溢れる登場人物。僕はマグマ団幹部のお姉さんのカガリが好きで、ナギとミクリのほのかな恋愛感情(小学三年生に分かるのか!?)が好きで、サファイアが「……一緒に…、ミシロへ戻ろう?」といった時の笑顔が好きです。しかし、こうやって、誰も分からないことを知っていて書いているこの僕の文章って、一体どこに向かうんだろう。


……でもいいよね。僕のHNはソーナンスが由来なんだもの。





追記:でもポケットモンスタースペシャルのキーワードを辿ったら「ポケモンでは珍しいシリアスなストーリー、それでいて子供向けの雰囲気も壊していない、隠れた良作。」とか書いてあった。ほらほらほらほら、やっぱりね。