小栗旬、三回目(オールナイトニッポン演劇部の公演のお話)。

今日の朝のニュースとかでちょっぴり取り上げられていたりもした、ラジオの企画の、小栗旬演出の舞台を見てきました。折角なのでその感想でも書こうかと。


僕は完全に付き添いと言う立場だったので、正直あまり期待していなかったですが、結論から言うとなかなか楽しい演劇になっていてよかったです。素人さんとプロが競演するっていうことで、ちぐはぐなジグソーパズルみたいな演劇になっているかなと(失礼ながら)思っていたんですが、そんなことはなく、横田さんと他の三人のみんなが上手く溶け合っていて、でも横田さんがしっかりと他の三人を引っ張ってて、良い感じの空気でした。


また、手渡されたあらすじを読んだ時に「これは……原作の原形をとどめてないだろうな」と、もともとの原作を知っていて口出しもした僕としては思ったんですが、一番面白いなと思えるシーンがしっかり残っていたのもよかったです。これが「原作者冥利」ですかね。僕の場合は「原作に微妙に関わったもの冥利」ですけど。


ただ、中盤少し重くなってしまったかなっていうのは少しあります。本質的には重いテーマなので、そうなるのも仕方ないと思うんですが、個人的にその重さはメインではなく、「味付け」的なイメージを持っていたので、もう少し人情劇の部分はさらっとしててもよかったかもしれません。


……とはいうものの、付き添いと言う立場にしては面白い体験が出来たと思います。生で見る小栗旬はこれで三回目で、相変わらず同じ人間とは思えない格好良さでくらくらするんですけど、今回はわりとゆるい雰囲気で、電車で偶然出くわしたら話かけれそうな感じでした。


「演劇の面白さをもっと知ってもらいたい」って彼は言ってましたが、そういう意味では付き添いと言う立場にしろともかく演劇を見て、その面白さを知れた僕はわりとラッキーなのかもと思います。未だに一番最初に見た「偶然の音楽」という舞台のクールな演出は印象に残っているし。音楽や映画だけでなく、舞台に触れるもいいな、という気持ちです。


とにかく、原作を間近で見て、それがいろんな人の手で変わり、違うフォーマットで目の前に現れる、というあまりない体験ができたので、よかったと思います。あと、一番下の女の子の役の子が、本当に高校生っぽい高校生で、高校生っぽい(?)可愛らしさがあってよかったです。うん。


……今日の記事は曖昧な表現が多くてすいません。それは多分、「ある特定の人達」が偶然この記事を読んだら面白いなあって思いながら書いたからだと思います。ちょっと置いてきぼりな感じにしてしまってスイマセン……。