情報系の思考回路

今日はいい加減JavaScriptをやろうと思い、家のPC環境にMeadowを導入したまではいいものの、動作の遅さに嫌気が差して、少しでも容量を減らそうと、音楽データを整理していたら八時間ぐらい経っていた。


ところで、僕はこれまでiTunesがファイルごと読み取れることを知らず、友人からもらった音楽データとかは、わざわざ一曲一曲を、クリックしてドラッグしてドロップするという動作を何度も繰り返していた。


クリック、ドラッグ、ドロップ。一曲増えた。にこっ。
クリック、ドラッグ、ドロップ。もう一曲。にこっ。
クリック、ドラッグ、ドロップ。
クリック、ドラッグ、ドロップ。



今までこんな面倒くさい動作でiTunesに読み込ませていた上、それがそこまで苦痛ではなかった僕は情報系に向いてなかったんじゃないか、そんな思いが宙を舞う。しかし僕は今現に情報系にいる。パソコンともっと仲良くならなければならない。そのためには、もっとパソコンに仕事をさせてあげることだ。お上品に一曲一曲入れてニコニコしている場合じゃない!


というわけで僕はさっそくぐぐり、iTunesが一気にフォルダごと曲を読み込めることを知る。普通にメニューにある基本機能だった。こうして成長した僕は、見事ファイルごとに曲を読み込んで、氾濫していた26日分の音楽データを、二つのフォルダにまとめることに成功したのであった。……ふう、長い戦いだったぜ。


だがしかし。きっと情報系の先輩なら……自動的に音楽を整理するプログラムを組んだろうなあと思うと、やっぱり僕は情報系ではない気がしてきた。無駄なことをするのが好きな情報系って、需要あるのかなあ。スマートで無駄なく書くのが素晴らしい情報の思考と、完全に対極だけどなあ。あ、そういえばMeadowには、結局何もやらせてあげられなかった。