クラス会からの帰還

またまた内輪ネタになってしまうのですが。高三のメンバーのクラス会に行って来ました。集合場所の駅に着けば・・・「うわー誰かと思った。(服装が)チャラいな」と言われました。僕も大学生の荒波に飲まれて、もまれて、いろいろ失ったんだなあと実感したわけもなく、別にそんなセンチメンタルに浸る暇もなく、こじゃれた店に行き、クラス会は始まりました。


楽しいなあ。


やっぱ付き合いが長いだけあって、安心感が半端なくて。もうなんか、ほんとに良かった。みんなの飲み会に対するテンションの低さもよかった。無理やりなコールもなかった。居心地がいいなあ、マジで。・・・まあ、店は半分追い出されたような感じだったけど。その程度のうるささはありましたけど。・・・その居心地のよさからか、普段は酒飲んでもテンションあがらない私も、状況に流されてテンションあがりました。もともと良くしゃべるほうですが、さらに二割り増しでしゃべりました。語りました。で、失言しました。失態しました。醜態をさらしました。約三名に物凄く、惹かれ引かれました。僕を中心に半径三メートルくらいの距離はほぼ焼け野原になりました。


一番被害を与えたと思われる女の子には、あとでメールで謝りましたけどね。失態は取り戻せないですね。まあどうせ・・・僕はまともじゃない人間ですから。「世界に一つだけの花」とか大嫌いですから。いや、関係ないけど。まあいいや。


そして、終電を寝過ごすという失態もおまけにつけて、僕は家につきました。わざわざ迎えに来た父親の車では、大き目の音量で宇多田ヒカルの「COLORS」が流されていました。上を見上げると、夏旅行の時に見た星空よりもそっけない、濁った星空がありました。



・・・またやりたいです。クラス会。もう、失敗も失態も失言も失恋もしないから。


あ、余談ですが、失恋をクリックしてみると、解説がささやかに楽しいです。実際ね・・・そうだよね・・・簡単に失うことができれば、人は苦しまないですむのに。クラス会で女の子達の意見を聞いて強く感じたのは、やっぱ統計的にみて、「男は女よりふっきれない」という事実。失うこともできずに、ぼろ布になった恋を握り締めて、濁った星空を見ている男達が、いったいどれくらい、この世界にいるんでしょうか。たくさん、たくさんいるんでしょうね。