音が鳴るとき。

音が鳴る風景で僕はいつもやりたいことをやろうとする
音はよりリアルに現実を伝え 音はキレイな世界を僕に届け
僕は机に座り エアコンの音に耳を澄ませ
ああ 時間がこぼれていく
時間が盗まれ ぼやけ 音に吸い込まれ
ノートを開けば くしゃくしゃになった鉛筆の線とこんなたわいのない詩が
君はなにをしていたのと
なにもしないをしていました なにも時間を使わなかったのです
今が減っていくのをながめて 不思議な満足感とイライラをつのらせ
音に耳を傾け ああ
時間がこぼれていくんです