“GREATEST HITS” JAPAN TOUR 2006 at Zepp Nagoya

guest:Boom Boom Satellites


Zeppは二回目。ダンスのためのライブ3回目。しっかり準備していた・・・つもりでした。でも、負けた。
悲しい敗戦レポートを。


会場に入るとBGMは、結構有名どころばかり。分かったのはThe Chemical Brothers「Block Rockin' Beats」、Moby「Natural Blues」、Underworld「Born Slippy Nuxx (Paul Oakenfold Mix)」、Fatboy Slim「Right Here,Right Now」あたり。とくにUnderworldは、数あるBorn Slippy Nuxxのリミックスの中でも、僕が一番気に入っているやつだったので、うれしかったです(シングル「Born Slippy 2003」に収録。興味ある人はぜひ)。The Prodigyがでてくるか?ぐらいのタイミングで流れてたので、みんな音が小さくなるたびに歓声をあげてて。展開を知っている僕は、「まだ終わらないんだけどなー。」と複雑な気持ちでした。


あ、その前にGuestはBoom Boom Satellites。僕は二回目。相変わらず、ギターとベースでごり押しの格好良いダンスを聞かせてくれたんですが・・・個人的にはFujiの時のが良かったな。なにしろ機材のせいなのかほぼ電子音が皆無なアレンジで。頭揺さぶる電子音が、もう少し欲しかったなあ。とくに「Dive For You」なんかはあのキュインキュインいわす電子音がないアレンジだとね・・・。まあ、次に出るアルバムはどうなるか注目って感じです。


そして、30分のセットチェンジをはさみ、ダークな笑い声と青いライトに会場が包まれると・・・主役のThe Prodigy登場。まずリアムが、そのあと(ビジュアル系またはヘビメタみたいな格好してた)キースとマクシムが。このあと「Break And Enter」で、一瞬にして観衆が暴徒化(笑)。心の準備ができてなかった僕は、大好きな曲なのにみんなの反応に面食らって、引いてしまいました(ここらへん、The Prodigyを甘く見てましたね)。モッシュ*1とダイブ*2、初体験。まだまだライブ初心者ですね私は。で、そのモッシュ&ダイブ地獄から逃げている途中、ダイブに失敗したと思われる兄ちゃんが、上から振ってきて、メガネが消えました。いやあ、びびった。


まあ、そんなこともあり、前半はちょっとショックで乗り切れなかったです(それに、新作で一番好きだった「Wake Up Call」が、アレンジ変わりすぎで、原型をとどめていなくてちょっと残念)しかし、これまたアレンジが斬新に変わった「Spitfire」の格好よさにちょっと復活。その後も、「Firestarter」「Breathe」「Voodoo People」など、これでもかの名曲のオンパレードで、ようやく踊り狂う状態になれました。とくに「Voodoo People」の盛り上がりはこの日一番か?ほぼ原曲そのままのアレンジで、新鮮さはなかったけど、やっぱり文句なく格好良いです。


その後、アンコール。蟹ジャケのなかでは一番好きな「Smack My Bitch Up」では、もう一度最前列にチャレンジ。いやあ、覚悟すれば、モッシュも大したことないな(笑)。キース(マクシム?どっちがどっちか分からない・・・)に手が触れれそうで、触れれなかった。


最終曲は「Out Of Space」。途中挿入される、ゆるい部分をみんなで歌って、なかよくおしまいに。いやあ、1stはまだ未聴だけど、コレいい曲ですね。やっぱりいいダンスミュージックっていうのは、激しい部分だけじゃなくて、ブレイク(休息部分)もしっかり作ってあるのですよ。


まあ、いろいろありましたし、ある意味負けましたが、楽しいライブでした。アレンジは、これでもかって言うぐらいバキバキのリズム重視。まあ、僕はそれにかぶさる音(上モノっていうんですかね)も大好きな人なんで、どっちかっていうと、Royksoppのが踊りやすかったのは確かなんですけど、これはこれで十分楽しかったです。ただ、キースとマクシムの声は、ルックスほど目立ててなかったな。それは残念。


あとは、2ndの曲が一番存在感あった気がしましたね。アレンジもほぼ原曲どおりなのが多かったし。逆に最新作の曲は、まあリズムが踊りにくく複雑なんで仕方ないですけど、相当手が加えられたアレンジになってました。これはこれで、聞いてて面白かったです。


まあ、良い経験ができたライブでした。今度来日したら、きっとリベンジしてもっと目一杯楽しんでやる、そう誓ったりもしました。

*1:いわゆる「おしくらまんじゅう」。前の方でお互い曲にのって、身体をぶつけあう行為のこと。

*2:その名の通りモッシュにしている人の上に「ダイブ」すること。柵をつかったり、人の肩をつかってよじのぼったりして人の群に「ダイブ」!!それでころころころがったりして・・・。