061225

心地よく揺れる電車の中。
耳に響くギターアルペジオ
コートに身を包みジャンプを読む社会人。
楽しそうに話す四人組の女の子達。
倦怠感と喧騒の終わり。
取り残されたイルミネーション。
線路と僕らを遮断する踏み切り。


机の上に置かれたお土産。
コタツの向こうに置かれたジャンプ。
打球で観客席まで飛ばされる河村先輩。
のだめカンタービレの最終回。
後ろから抱きつかれたのだめ。
目を真っ赤にした千秋。
超満員のサントリーホール


ローソクの灯と指に佇む光の欠片。
耳につく暖房のノイズ。
無機的な震えの向こうの君の声。
とりとめなく続く会話。


空白の後の優しくて眠たい「おやすみ」。