2007-03-27 LOVE Poem 君が何も見えないように、僕は君の目を覆った。 君が何も聞こえないように、僕は君の耳をふさいだ。 君が何か言いかけたから、僕は君にキスをした。 恐る恐る目を開けると、君は首をかしげていた。 君が何処にも行かないように、僕は君の手を握った。 君が何処にも行かないように、僕は君を抱きしめた。 君は少しじたばたして、やがて僕の胸に顔をうずめた。 ほんのりと、シャンプーの匂いがした。 僕は抱きしめる両腕に、さらに力を込めた。 震えているのを悟られないように。