レッド・ホット・チリ・ペッパーズ ライブ・アット・東京ドーム 2023

「ジョンのいるレッチリのライブに行く、というエンブレムは獲得したんですが、ジョンの弾くScar Tissueを聴くと言うクエストが達成できなかったので、まだまだ人生は続きます。」

とつぶやいたんですけど、いやまあ、ジョンの弟子みたいなジョシュ・クリスホッパーも好きだし、当然フリーのベースとかチャドのドラミングとかアンソニーのボーカルとかもろもろ全部大好きなんですけど、やっぱりジョン・フルシアンテが僕のギターヒーローでして。麻薬と鬱でボロボロになったあとリハビリを経て復活し、ギターに(スーパーテクニックを失った代わりに)詫び寂びが加わった・・・というエピソードが人間の美しさの象徴みたいな感じがして好きすぎまして。なので、ジョンばっかりフューチャーするのは許してほしいところがあったりして。Scar Tissueの最後のギターソロ。何度聞いても震えてしまう。

昨今打ち込み音源と音合わせするのは当たり前で、ライブではみんなクリック音に合わせて演奏してると思うんですが、当然レッチリはそんなことしないでここちよいリズムのためと揺らぎが最高でしたね。多分レッチリのライブのノリを機械が再現できるようになったときが人類が機械に負ける瞬間だと思う。一番最後まで残りそう。

あと、曲の前にジョンとフリー(とたまにチャド)でセッションするんですけど、セッションのコード感で大体何の曲が来るか当てれました。僕の相対音感もなかなかだなと思いました。最初のセッションが「これ絶対Can't Stopにつながるだろ」って思って当たった時は心の中でガッツポーズしてましたね。皆わかるって? ごめん、なんか一つぐらいドやりたかったんだよ、許して。

ジョンのギターは泣いてるっていうかもはや「咽び泣いている」し、フリーのベースは飛び跳ねたり歌ったりしてますよね。このバンドはみんなが歌ってるんだと思います。素晴らしい生の「混成四部合唱」が聞けてほんと幸せでした。

rockinon.com

セトリを上記記事より引用。フリーって本当にいい人だよね。一番バンドの中で紳士的で、インタビューとかで声かけられる時も多いってwikipediaに書いてあったけど、ライブ見てても本当にそう思う。

ジョンが参加しているアルバムのみのセトリみたい。僕はお察しの通り暗めの曲が好きですが、予想外に give it away がベストでした。もう、体中が喜ぶ音だった。

intro jam っていうか、intro 以外でも jam りまくってたけどね。

intro jam
can’t stop 『by the way』
the zephyr song 『by the way』
here ever after 『Unlimited Love』
snow 『stadium arcadium』
eddie  『return of the dream canteen』
suck my kiss 『blood sugar sex magik』
reach out 『return of the dream canteen』
soul to squeeze 『cornheads soundtrack』
nobody weird like me 『mother's milk』
these are the ways  『unlimited love』
tippa my tongue 『 return of the dream canteen』
californication 『californication』
carry me home 『return of the dream canteen』
black summer 『unlimited love』
by the way 『by the way』

encore

under the bridge 『blood sugar~』
give it away 『blood sugar~』