Pepperoni Quattro/ELLEGARDEN

Pepperoni Quattro
友達からかりて、意外と大好きだったことに気が付いたELLEGARDEN。その3rdです。


僕は、4th「RIOT ON THE GRILL」から聞いた人間なんですが、これを聞いて驚きました。4thよりいいな、と。もしこれから順番どおりに聞いていたら、4thをイマイチだと感じていたかもしれない・・・それくらい素晴らしかったです。個人的には彼らの最高傑作です。


まず歌詞。抽象的なアイテムを多用するのがスタイルだと勝手に思ってたんですが、もっと直接的で、でも単純でない印象的な言葉を使う歌詞だと思います。視点は若いですけど、考えなしではなく、そしてロマンチック。個人的には思いっきり琴線に触れてくる言葉です。


そして意外と(失礼かな)アレンジも巧み。いや、物凄く珍しいことやってるわけでもないし、むしろ「バタフライ」なんかはもろリンキン(リンプともいえるか・・・そこらへん)なんだけど。でも、このバンド最大の武器である、夢見がちで甘くて切なくて・・・とにかく素晴らしい「メロディ」を、アルバム全体で飽きさせずに届ける助けをする、そんなアレンジになってます。


もう名曲ばっかりで、何が好きとかはとくにないんですけど、「スターフィッシュ」の甘さや、「Make A Wish」での必死に何かに手を伸ばすようなメロディと、突然疾走する爽快感、「Pizza Man」のご機嫌なコーラス、「ロストワールド」の歌詞(↓)なんかが特に大好きです。

いらないもの 重たいもの
ここに置いていこう
誰もがみな 過ぎ去るなか
君だけが足を止めた
そういうことさ

僕も足を止めるよ。君らの素敵な音楽を、もっと聞いていたいから。