2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
塾帰りの夜の道を、World's end girlfriendをかけながら、自転車で突っ走った。 美しいストリングスと、壊れたリズムは、夜の街を切実な終幕感で彩った。 僕はその夢見心地に浸りながら、自転車をこぐ足を速めていく。 World's end girlfriendは、本物の世界…
ゴミのような、レポートを出してしまった。 レポートにおける一番の重要部分である、「考察」がほぼ白紙のまま、 僕は提出期限の一分遅れまで粘って、悔しさに唇をかみながらそれを提出した。 あんなレポートを出すくらいだったら、紙いっぱいに痛々しい詩で…
今日は夢の続きを見ようともせず、久しぶりにしっかりと授業を聞いた。 黒板を全て写し終えると、ものすごい充実感を感じたが……わかってる。これはいけない傾向だ。 なぜなら、この充実感と言うヤツは厄介な魔物だからだ。 黒板を写しはしたものの、それがイ…
僕は僕のために、このことを記録しておかねばならない。 いったい、どこから書き出せばいいだろうか。 5月8日、僕はふて寝ならぬ、ふて日記を書いた。たった一行のぶっきらぼうな日記だ。 あの日は、夢の続きを見ることなんて無理だろうと思いながらも、 図…
帰りの電車の中で、僕の前にピンクの目立つ服で、短パンにニーソックスの女の子が座った。 別にそれだけなら普通なのだが、その女の子はたくさんの人がいる電車の中で、 何かの曲を口ずさむように唇を動かし、足をじたばたさせていた。とても楽しそうだった…
今日は夢の続きを見れなかった。 「無題」2007.5.9.23:36pm
昼の12時に起床して、また5時から7時まで昼寝して。 きっと「日常をこぼす」という表現は、こういう時に使うんだろうな。 そんなことに考えながら、何の気なしに音楽をかけると、 「くだらない時間」が一瞬にして、「キラキラした時間」に変わるんだ。 どう…
それは見覚えのある風景だった。多分家の近くだろう。 ただ、親しみ深いはずのその風景は、どこか僕に違和感を生じさせた。 ふと気付くと、彼女が遠くからこっちを見ている。どうやら、不機嫌なようだ。 僕が不甲斐なさや、手際の悪さを披露した時の表情が、…