2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

日記13

塾帰りの夜の道を、World's end girlfriendをかけながら、自転車で突っ走った。 美しいストリングスと、壊れたリズムは、夜の街を切実な終幕感で彩った。 僕はその夢見心地に浸りながら、自転車をこぐ足を速めていく。 World's end girlfriendは、本物の世界…

日記12

ゴミのような、レポートを出してしまった。 レポートにおける一番の重要部分である、「考察」がほぼ白紙のまま、 僕は提出期限の一分遅れまで粘って、悔しさに唇をかみながらそれを提出した。 あんなレポートを出すくらいだったら、紙いっぱいに痛々しい詩で…

日記11

今日は夢の続きを見ようともせず、久しぶりにしっかりと授業を聞いた。 黒板を全て写し終えると、ものすごい充実感を感じたが……わかってる。これはいけない傾向だ。 なぜなら、この充実感と言うヤツは厄介な魔物だからだ。 黒板を写しはしたものの、それがイ…

日記10

僕は僕のために、このことを記録しておかねばならない。 いったい、どこから書き出せばいいだろうか。 5月8日、僕はふて寝ならぬ、ふて日記を書いた。たった一行のぶっきらぼうな日記だ。 あの日は、夢の続きを見ることなんて無理だろうと思いながらも、 図…

日記9

帰りの電車の中で、僕の前にピンクの目立つ服で、短パンにニーソックスの女の子が座った。 別にそれだけなら普通なのだが、その女の子はたくさんの人がいる電車の中で、 何かの曲を口ずさむように唇を動かし、足をじたばたさせていた。とても楽しそうだった…

日記8

今日は夢の続きを見れなかった。 「無題」2007.5.9.23:36pm

日記7

昼の12時に起床して、また5時から7時まで昼寝して。 きっと「日常をこぼす」という表現は、こういう時に使うんだろうな。 そんなことに考えながら、何の気なしに音楽をかけると、 「くだらない時間」が一瞬にして、「キラキラした時間」に変わるんだ。 どう…

日記6

それは見覚えのある風景だった。多分家の近くだろう。 ただ、親しみ深いはずのその風景は、どこか僕に違和感を生じさせた。 ふと気付くと、彼女が遠くからこっちを見ている。どうやら、不機嫌なようだ。 僕が不甲斐なさや、手際の悪さを披露した時の表情が、…