「よつばと!」についての杞憂

さて、今日はもう一つ記事を書いてしまいます。けれどその前に、DEATH NOTEコミック派の人はちょっとストップ。軽く触れてるからね(え、タイトル「よつばと!」じゃんと思った人、あくまで軽く触れてるのです)。


さて世間では、デスノートの最終回に話題が集まっているようですが、あえて「よつばと!」についてちょっと思いついたことを。まあ、ちなみにデスノートも大好きでしたよ。やっぱり第一部の頭脳の駆け引きのカタルシスは凄かったし、パワーダウンと言われた第二部も、最終的に緊張感は保てていたわけだし。ラストについては、僕自身は、「月君が勝って歪んだ平和な世界の描写で終わる」という行くところまで行き着いたのを望んでいましたが、綺麗に完結し、あくまで正義や悪の判断は読者にゆだねるといった、余韻の残るものだったので、納得はしています。これからのメディアミックスでは、映画と西尾維新によるノベライズが楽しみです・・・って、デスノートのことばっかり書いているな、違うんです。


そんなこんなで話を戻して、最近風邪をひいたときに、「よつばと!」全巻を読み直して、暖かい気持ちに浸っていたときにふと気付いてしまったコト。「よつばと!」第一巻のはじまりって、夏休みのはじまりとリンクしてるんですよね。そして、今出ている第五巻では夏休みの最終日についてまで話が進んでいる。帯には「終わらない夏の終わり」。


あれ、もしかして「よつばと!」って夏休みが終わったときに終わってしまうのか?


杞憂だとは思います。最新の雑誌ではまだ8月31日であったけど、終わる雰囲気もなかったし。でも、前作「あずまんが大王」を大人気の中スパッと卒業とともに終わらせたあずまきよひこさんには、ありえない話でもないなと思ってしまって。ちょっぴり不安になっているのです。


それにしても、あずまさんは夏の描写がうますぎるんですよね。丁寧に書き込まれた背景の、影や濃い線の隙間から滲み出る夏の香り。もう「よつばと!」に夏以外の季節が来るのが、想像できなくなるほどの素晴らしさに、逆に自分の思いつきを強められているようで、いけないなあ。


よつばと!」が終わるなんてあまりに寂しいなと思うあまりに、つい心配してしまいます。僕は、秋や冬の「よつばと!」も見たいんですが、皆さんはどうですか?


追伸。コメントでのご指摘どおり、あずまさんが、作者ブログで続くことを公言しているので、本当にこの心配は杞憂でした。スイマセン。この記事は、デスノート最終回についてと、「よつばと!」の夏描写の秀逸さに、夏休みの終わりのような寂しい気分になってしまったso-naのはやとちりな記事として、軽く読み流してくださるとうれしいです。