想像の余地を創造する

僕はブログにあまり日常を書かない。いや、正確に言えば書いてはいるのだけれど、それは僕の行動ではなく、日常において考えたことや触れた趣味についてがほとんどだ。よって、僕はこのブログを友人に隠していないし、その友人達以外のこのブログの読者さんたちは、僕のことを想像することがわりと困難なように思う。


よって、僕を知らない人は、とりあえずスポーツ万能で成績優秀でオシャレで性格のよい小栗旬似のイケメン(ついでに彼女に関しては、村上春樹の小説から抜け出したような女の子)だと思っていただくことをオススメする。するとここの日記から、多少の酔った文章やいやらしい記述などを発見しても、「まあこいつはイケメンだから仕方がない」となるだろう。お互いにとって、それはとても都合のいいことに思える。


だからここで、スポーツ万能で成績優秀でオシャレで料理も得意な性格のよい玉木宏似のイケメンであると仮定された、僕のイメージを下げかねない一言を言わなければならないことは、悲しいことだ。しかし仕方がない、ここは僕のブログだ。言いたいことが言えないとしたら、それはもっと悲しい。そんな世の中はポイズンだ。というわけで、聞いて欲しい。



金持ちなんて、みんな、くそくらえさ。



間違えた。気合を入れすぎて空回りしてしまったようだ。気を取り直してもう一度。



僕は、スノボが、できない。



そう、僕はスノボ四日目にして、左から右へのターンが未だにうまくできない(スノボ経験者ならこれがどれほど成長が遅いか用意に判断できるだろう)。残念ながら、どう考えても運動音痴は確定だ。まあ、保育園の時にうすうす感づいてはいたけどさ。恐竜ごっこを何度したって、いつもブラキオサウルス博士の役ばかりで、ティラノサウルスの役は永遠に回ってこなかったもんな。


それにしても、頑張って友人達と同じゲレンデに降り立ち、置いていかれないようスピードを出した時の空回りといったらなかった。途中何度も、木の葉(スノボがはじめての人も30分で体得できる初歩中の初歩)を使ってしまった。最後のほうで、これじゃあずっとうまくならないとさすがに危機感を覚え、一人で違う低めのリフトに乗ってターンの練習をしたが、あまりうまくはならなかった。


そしてあなたの中のso-na像はどんどん失われていく。スポーツ万能に斜線が引かれ、何故か勢いでイケメンの文字にまで斜線が入るのが分かる。おい、おかしいだろ、そこはまだ想像の余地が残してあるはずだ。消しゴムでそこの斜線は消しといてよ。ってお前、勢い余ってオシャレのオの字が消えてるじゃないか。シャレってなんだよ。はは、僕の存在がもはやシャレみたいなもんってことかい?君はなかなか面白い冗談を言うんだね。


というわけで、来年のスノボに早くも危機感を抱いたのでした。ほんと、なんとかしなくちゃ。