ダリフラ中間報告 ★★★★★

あざとさ、エロさ満載のエヴァ狙いすぎアニメ、からの、王道ボーイミーツガールアニメ、からの、ドロドロ青春アニメ。最初に見た時にここまで見る側のハートをボコボコにするアニメだと思ってなかった。油断した。油断しましたよ。トリガーえげつない。

 

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負けヒロインとか人は簡単にいうじゃないですか、マクロスFのランカリーだったり、まどマギのさやかちゃんだったり。いちご100%の東城みたいに、どう考えても最初は勝ちヒロインだったけれど物語とキャラが動いて結果負けるみたいなヒロインはいいんですけれど、まどマギのさやかとか本作ダリフラのイチゴとか、彼女らは運命に仕組まれたと言えるぐらいどうしようもないじゃないですか。

 

http://onecall2ch.com/archives/9101387.html

(負けヒロインで検索したらこんなのがトップに来て僕はまた絶望した……こんな心ないことを……なんですか、みんな人の形をした鬼なんですか)

 

小学校で僕らは学んだはずです。人の気持ちに立って考えることが大事だと。そして、人は誰もが幸せになる権利を持つと。それを踏まえて、イチゴの気持ちになって考えてみてください。そして、イチゴの幸せになる方法を考えてみてください。ゴローに中途半端な態度を取るのが許せない、ゼロツーに酷い仕打ちをしたのが許せない、じゃあイチゴはどうすればよかったの!?

 

イチゴだってうっすらと気づいているはずです。私はゼロツーに勝てない。そしてゴローの気持ちに応えたほうが幸せになれる。でも、じゃあゴローの気持ちに応えたらどうですか、それであれだけ憧れてたヒロへの気持ちをゼロにできますか。そんなことできたらそれは機械ですよ。だから迷うんです、でも幸せになれないことを予感しているから、ゴローに曖昧な態度を取ってしまうんです。それぐらいは許してほしいし分かってほしい。

 

14話は、丁寧に描いてきたイチゴが取りうる選択として至極妥当です。もうこれしかない。確かにこの行動には先がないけれど、でもこうするしかないじゃない。

 

青春はときに痛みを伴うとか、イマというほうき星を追いかけるべきとか、そうやって大人は簡単にいうけれど、痛いのは痛いんです。ゼロツーのせつなさも痛いですが、彼女は必ずヒロが救うでしょう。救うにきまってるんです、その向こうで選ばれなかったイチゴがボロボロになるんです、分かってるんです、分かった上で、そうするしかない、こんな痛み知りたくなかった。

 

数少ないイチゴファンは一緒に、僕と一緒に考えてください。ゼロツーが救われた後、イチゴが救われる方法を。ヒロに振られて初めてゴローの大切さに気づくでも、そんな茶番でも構わない、トリガーアニメとして、きちんとモブ含めてみんな救ってほしい。でもその方法が全く思いつかず、ただただこれからの展開を思うと痛い、キスシーンすらも痛い、そんな折り返し地点でした。

音楽のある世界に生まれて幸いだった - 永久凍土帝国 アナスタシア 感想

FGO2部No.1 永久凍土帝国 アナスタシア ★★★★★

 

星の数が示す通り、超絶素晴らしかったのでうんざりするぐらい長い感想を書こうと思います。

ネタバレは全開ですが、敢えてFGOを知らない人にも熱が伝わるように書いてみたいと思います。

 

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去年の年末、予告なく公開されたプロローグシナリオから、素晴らしいものになるという予感はありました。このプロローグシナリオは、世界を救うに飽き足らず脈々と続く人類史すべてを守りきったというファンタジーを好んでいる僕でもなかなか巡り合わない超絶スケールの偉業を成し遂げた主人公、それはもう、国家を挙げて賞賛されノーベル賞を100個ぐらいもらうべきなはずの主人公が受ける苦難として、意外にもすっと腑に落ちる展開だというところで優れていました。人類史が救われたと言っても救われた側に実感はなくただただ国連協議が必要なレイシフト(ようは歴史を変えるためのタイムトラベル)を私物化した悪人として裁かれる。なんとも自然。そして主人公を支え続けたヒロインのマシュは、その力の源であるギャラハッドの加護をなぜか受けられなくなり弱体化、面白くなる下地は揃いました。

そして、生活に寄り添うという特性上小まめな更新が必須のスマホゲームにて、4ヶ月という長いスパン過去のイベント復刻でなんとかごまかしつつ、満を辞して送り出された2部。期待も大きく、だからこそ肩透かしをくらう覚悟をしていた人も多かったでしょうが、それを軽々と飛ぶ超える美しいシナリオがそこにはありました。

まず、2部はFateシリーズの少年漫画的な部分、すなわち、主人公は何も切り捨てずどれだけ確率が低くともみんなが助かる道を選ぶというシナリオをあえて破るという禁忌を犯しました。2部で倒すべきは、本来なら歴史が続くことはない「パラレルワールドにもなれない悪い分岐」、ゲームで言えば「バッドエンドルート」のまま現代まで続いてしまった世界そのものだからです。

僕は最後まで、このバッドエンドルート、永久凍土帝国に住む人達まで救うのではないかと思っていました。それが、巨大コンテンツと化したFateの宿命だと。しかしそれは最後まで果たされず、クリア時には永久凍土帝国は切り捨てられ、本来続くことのなかった歴史は改めて終わりを告げました。しかし、その滅びは、この上なく美しいシナリオとして機能しました。

永久凍土帝国の登場人物でまずピックアップされる獣人、パツシイというキャラがいます。彼は、強い意思もなく、主人公を困らせ、実際に主人公サイドに大量の死者を招くきっかけを作り、母親を結果見殺しにしてしまう悲劇のベジータのような(ベジータよりさらに弱いけれど)のキャラです。しかしパツシイは、当然世界を切り捨てることをよしとせず、迷い、戦意を喪失してしまう主人公を銃弾から庇い、言うのです。

「お前が笑って生き残るべき世界が上等だと、生き残るべきだと、傲岸に主張しろ。」

こんなに健気なキャラはこれまで見たことがないです。パツシイはバッドエンドルートの歪んだ歴史ゆえ、娯楽もなく弱者を切り捨てるのが当たり前な世界において、その当たり前に疑問を持っているキャラでした。でも、それでも自分の生まれた世界が間違いだ、滅ぶべきだと、そこまでも言い切れず、迷いがありました。その迷いの中で、それでも主人公を焚きつける、主人公の弱っちさ、平凡さを、良き世界だからこその特徴だと捉えて、せめて前を向け、俺らを傲慢に滅ぼせと血まみれの姿で言う。その姿にもう僕は感動に打ち震えてしまいました。彼は今回の物語で最も印象的で、重要な役割をになうキャラといえます。

さらにもう一人、大人気で日々シナリオが描いてくれなかった幸せなIFのSSが投稿され続けているカドックとアナスタシアを差し押して、ピックアップするならばそれはサリエリでしょう。アマデウスの映画で有名になった、天井の音楽を地上に伝えに来たとまで言われるモーツアルトには一生届かない秀才。そのモーツアルトを殺したとされる男。

彼は奇しくもこの永久凍土帝国のように、選ばれなかった人間で、だからこそ、選ばれなかった人間として夢中でピアノを奏でます。世界を歪めてしまったラスボスをその怒りで困惑させるために、そして終わる世界に彩りを添えるために。

このゲームをやったことがない人も見たことがあるのではないかと思うぐらい頻繁に流れていた、2部のCMの最後、永久凍土帝国 アナスタシアのタイトルコールの後にこっそりと挿入されている満天の星空の下でピアノを奏でる男。彼こそがサリエリであり、それは、神様に選ばれなかった世界と同様に選ばれなかった男であり、そして、終わる世界に祈りを捧げるにこれ以上なく相応しい男として描かれます。

主人公が、自分の世界史を守る独善のために切り捨てた世界。そこは零下100度で魔獣と獣人しか生きられなかった弱肉強食の悲しい世界で、歌のない世界。けれど、切り捨てるにはあまりにたくさんの人たちの暮らしがある世界。

それが間違っていることがあるとすれば、青空が、満天の星空がないここと、そして音楽がないこと。まるでそのことを思い知らせるかのように、獣人たちが初めて見る星空。神様に選ばれなかったサリエリは、星空の下、せめてもの手向けにキラキラ星を演奏しながら、永久凍土帝国の終わりを優しく奏でます。

このシーン、僕が出会って来たこれまでのファンタジーの中でも類を見ないぐらい美しいシーンでした。仄暗いくせに今のどのコンテンツより真面目に少年漫画をしていたその制約を破り、新しい到達点を見せてくれたと思います。そして、音楽が大好きで音楽に救われたからこそここまで生きてこれたと思っている弱っちい僕は、やはり残酷に獣人たちの世界を滅ぼすだろうという共感までも生まれました。これまで人類史すべてを救うFGOの主人公を、どこか他人のように見ていた僕がら初めて主人公の思いに重なった感じがします。

ヒロインが迷いを抱えたまま、其の迷いを肯定することをきっかけに殻を破って立ち直ったり、ゴジラシリーズのような巨大魔獣のバトルがあったり、必殺技を叫んで剣からビームをだすFateらしい王道もきっちり盛り込みつつ、魅力的な世界とキャラクターを滅ぼす痛みを美しく描き、また新たな地平に立ったFGO。せっかく最近毎日ログインしたりガチャを回さず住んでいたのに、こんなシナリオを出されたら追いかけるのをやめるわけにはいきません。FGOの覇権ははまだまだ続きそうです。

開かないドア、鳴らない電話。

先週の自分はほんとうにポンコツだった。

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僕は午前11:00、H氏の電話で目が覚めた。
これから東京に向かいます。
勤勉なH氏は次の日の仕事の大事なイベントを前に、早朝から準備をしていたのだ。僕は如何にも起きていたかのような声で、ではこれから職場に向かいますと返事をした。今日は日曜、休日だ。

名古屋から東京へ向かう新幹線でやって来たH氏と東京ローカル線の移動にもかかわらず時空の歪みかなぜか同じ時間にオフィスに着いた私は、そのまま機材を持って明日の準備に向かった。タクシーで別のオフィスへ向かう。そして早々に準備を済ませたH氏、僕はまだ明日お客さんの前に披露する前に確かめたい事があった。
終わったら電話します。
終わらない1日の始まりだった。

先週はまだ寒かった。僕は休日で暖房のつかないオフィスに凍えそうになり、コーヒーを買いに行った。そしてオフィスに帰ろうとした時に気づく。入れない。

そう、1分前、僕が何気なく部屋の中に置きっぱなしにしたカードが、休日にオフィスに入るための唯一のカードだったのだ。僕は開かないドアの前で、呼び鈴を連呼する。もちろん、警備員は休日でだれもいない。

装備を確かめる。ドラクエでもボス戦の前に装備を確かめるのと同じだ。この場合僕が倒すべきは自分の怠慢というボスなのだが。

E やすもののシャツ
E サイフ
E Suica

コートがない!
凍え死ぬ!
スマホを忘れた!

僕はタイムマシンを必死に探した。五分前の世界に戻ってカードを机になんとなく置いた僕を止めねばならない! ああくそ、なぜアインシュタイン相対性理論で光速を超えられないと証明したのだ! 今相対性理論をぐぐってアラを探してやる! スマホがない! 人間+スマホスマホ=バカ=僕。ここに相対性理論より揺るがない方程式が完成した。

そして僕は冷静になり、薄着のまま、いかにも「ランニングって最高ですよね」みたいな雰囲気を醸しながら駅まで走り、タクシーで来たオフィスへ戻った。別に演技は必要なかった。東京の人は僕など見てはいないのだから。

オフィスに戻り休日出勤で呪いのチェックリスト500行を解いている先輩に助けを求めた。もちろん助ける方法などない。仕事用のスマホを強奪して上司にメールした。返事がない、僕はしかばねのようだ。
(あとから聞いた話だが、一人はジュビロ磐田の観戦を、一人は映画を見ていたらしい。返事がなくて当然だ、僕が上司でも映画館ではスマホはOFFだろう。)

僕は決意した。張り込むしかない。

再度駅に引き返す。強奪した仕事用のスマホを手に。そして無印良品で暖かいパーカーと靴下とセーターを買う。一万円。ガチャと比べれば有意義な出費といえよう。どちらも愚かな僕な払うお金という意味では共通だが。そして、靴下を二枚ばきし、後はあんぱんがあれば殺人犯を待ち伏せられるようなスタイルで、僕は再び入口の前に立つ。

映画が終わった上司から電話があった。

「これって、今話題のセキュリティ事故ですか?」
「大丈夫、君が入れないのだからセキュリティは万全だ。事故ってるのは君自身だよ」
「御意」

そして、意を決してビルの管理会社に電話をかけようとしていると、奇しくもこの夜更けまで休日出勤を行なっていた日本社会の鏡のような疲れた目をした社員が扉を開けた。彼と目があって、言葉はいらなかった。彼は自然に僕をビルに入れてくれた。

H氏は「何か問題が発生しましたか?」とのメールと電話を4回してくれていた。もし僕も早く仕事を片付けたら、秋葉原の観光に誘ってくれるつもりだったらしい。心がズキズキする。今からでもタイムマシンを開発したい。僕は電話をかける。

「僕の失敗談、聞きます?」

勝手にふるえてろを見たよ

僕は朝井リョウ綿矢りさの創作を見るとその卓越した人間観察力によって、上部ではなく本質的なイマのコミュニケーションを描いてるなあと感じ、一応イマを生きる捻くれ者を自負してる者としてはとても悔しくなる。桐島、部活辞めるってよが刺さった人はこの映画も刺さる可能性が高い。二人とも、目が良すぎる。
加えて、綿矢りさの色である「ロマンチストを拗らせすぎて一周回って現実の恋愛の【ダサさ】こそ最もロマンチック」という描写がこれでもかと炸裂してひどく痛快である。蹴りたい背中でキスするときの相手の唇のひび割れを描写したりしたあれ、今回で言えば感極まって抱きつく時に体をドアにぶつけたりする、この大事なタイミングにかよ、しかし、それがいい、みたいな。実に彼女らしさがある。しかし彼女の小説ではそのあたりがさらっと終わるところが、映画になることで少し派手になり、よりエンターテイメントになっているように感じる。
そして何よりこの映画は、松岡茉優の怪演に支えられている。立ち居振る舞いの一つ一つが生来のオタク女子にしか見えず、美人のはずの彼女が気持ち悪い女の子にすら見える演技は真に迫りすぎており、ガラスの仮面で「美人」の壁をかぶってみせた北島マヤの逆といえる。ここまでうまく演じられるのは彼女の演技力だけでなく、なにか人生において彼女が美人でなかった時期があるのではないかと思いを馳せずにはいられない。彼女は完全に女優として開花したように思う。
他にも子気味良い台詞回しで笑いが起こったりと、実に楽しく心に残る映画だった。多分、この映画は好きな人と嫌いな人に分かれる。嫌いな人も多分、つまらないではなく、なにか登場人物の一人に自分を重ねすぎてしまうが故の嫌いなんじゃないかと思う。少なくとも、僕にはそういう瞬間があったから。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/360593/review/824/

Fate/Grand Order 第1部の感想を手短に。

■ Fate Grand Order 1部 ★★★★★

プロローグ〜序章 ★★★★☆

 こんなにワクワクする始まりのスマホゲームは初めてだったし、このワクワク感はジャンプ漫画に通じるところがあると思った。特にマシュが盾で守ってくれるシーンは少年漫画的高揚感がすごかった。遅れてきた王道。

第1章 ★★★☆☆

 ジャンヌダルクの存在感がとにかく図抜けていた印象。ジャンヌ・オルタの小心者加減との対比が面白く、今後オルタは萌えキャラとしての立ち位置を確立する。わいばーんがやたら出てくるところは、FGOも試行錯誤の時があったのだと生暖かい目で見守ろう。

第2章 ★★☆☆☆

 一番好みではない章。EXTRAやCCCであれだけ存在感があったネロの影が薄く、ストーリーも行き当たりばったり感が強かった。ネロという素材があればもっと新鮮味のある物語が作れたはず。

第3章 ★★★★☆

 時は大航海時代。ワンピースのような世界観で、やはりこのアプリは今のジャンプ漫画に欠けているものを持っていると強く感じる。エウリュアレとアステリオスのコンビがすごく愛おしく、ロマンチックでもある素敵な章。前半の一押し。

第4章 ★★☆☆☆

 ロンドンというだけで僕の中で加点されるのにそれを減点しきった章。特に最後に雑な感じで玉藻と金時が出てきた時は閉口した。槍王オルタの存在感のなさもまた。

第5章 ★★★★☆

 ナイチンゲールのキャラがとにかく良く、世界観も壮大。ここからは怒涛の面白さ。

第6章 ★★★★★

 奈須きのこが紡いできた数多の物語の中でこれが一番好きというぐらい好き。悪い点といえばアサシン達がやたら訓練をけしかけてくることぐらいで、良いところを挙げればきりがない。冒頭の砂漠の寂寥感とそこから始まる壮大な物語の感じ、敵に回った円卓の騎士の恐ろしさ、そして最後の怒涛の伏線回収。ルキウスの忠誠に涙が溢れ画面が見えなくなった。

第7章 ★★★★★

 ゴジラが迫ってくるかのような恐ろしさが小さな小さなスマホ画面でここまで表現できるとは。賢王としてのギルガメッシュも格好良く後半には物語全体の伏線もついに回収されていき、終始興奮しながらプレイした。

終章 ★★★★☆

 そして最後。王道も王道、今まで助けてきた仲間達が集うなかで、マシュが。もうここまできたら一気にプレイするしかない。

2017年ベストソング10選

最後の( )は総再生数です。ではどうぞ。

 

10. アンノウン・マザーグース / wowaka Feat. 初音ミク (33)

毎年恒例のvocaloid枠は、王の帰還。去年は過去に憧れられ今はメジャーで戦っているボカロレジェンド達が10周年を口実に帰ってきた年でしたが、特に米津さんとwowakaさんの尖りっぷりは半端なかったです。この曲の歌詞は歌詞というかそのまま心情吐露。「誰もが彼をなぞる 繰り返す使い回しの歌に また耳を塞いだ」とか、自分の曲が高速ボカロックとして「お手軽に再生数が稼げるジャンル」にされ使いまわされたwowakaさんの怒りそのもの。しかし、皮肉なことに、いくら使いまわされてもオリジネイターには叶わないことがこの曲によって証明されるというね。米津さんとwowakaさんは、今別のフィールドで音楽をしているのに、こうまでも本気で「ミクとミクの場について嘆いて投げかける」曲を書くのは、このシーンへの愛の裏返しなのかもしれません。全く、アイドルたるミクさんになんて曲を。 好き。

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視聴回数 1,865,078 回

9. Saturnz Barz / Gorillaz Feat. Popcaan (37)

フジロックでの勇姿も記憶に新しいゴリラズ。Feel Good Inc. や Styro のような一聴して最高と分かるポップソングがなく陰鬱な内容で、それはきっとトランプ政権を中心に回る世相を敏感に感じ取った結果なのでしょうが、僕は難しいことはわからないので、ただただ、サビで気だるさが二割ましになるヒップホップとして聞いていました。変な曲だけど、好きだなあ。

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視聴回数 56,533,565 回

8. Here / JUNNA (39)

魔法使いの嫁OP。「たったひとつたったひとつの」という歌い出しの格好よさに一聴惚れ。2番のAメロのアレンジも凝っていて素敵。JUNNAは、マクロスデルタのミクモのゴーストシンガーでもあり、去年の僕の一位曲絶対零度θノヴァティックにも参加しているなんと若干17歳! ファンクラブに入るべきか検討中。

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視聴回数 1,470,074 回

7. アシンメトリ / ねごと(41)

ねごとがテクノに傾倒し、しかも BOOM BOOM SATELLITES の中野氏とコラボするとは予想外でしたが、その結果は予想外にハマっていました。この流れでアニメ版ゴジラの主題歌も、中野氏作曲のねごと(蒼山さん)作詞。この二人としても手応えがあってお互いの欠けているところを埋められたということでしょうか。幸せな出会いすぎます。

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視聴回数 347,503 回

5. ようこそジャパリパークへどうぶつビスケッツ×PPP (42)

僕はミーハーなので、みんなが良いと絶賛していると意地でも良さを知りたくなります。アニソンに親密なkz氏のみならず、平井堅までも絶賛したというこの曲の良さは意地でも知りたかったのですが、もともとはちょっと苦手な曲調でもありました。暗い曲が好きなもので。理解できたのは友達とカラオケで歌った時。全曲サビという理由がわかったのです。どこ歌ってもすっごく気持ちよくて、かつドラマチックなんですよね。アニソンすごい。

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視聴回数 11,962,374 回

5. 惑星タントラ / MONDO GROSSO & 齋藤飛鳥(乃木坂46) (42)

顔が小さく首が長くお人形さんみたいな今をときめく飛鳥氏が「僕らは今日もショーケースの中で何かを待っている」「承認された世界の密室を旅してる」という歌うテクノポップ初音ミクさんといい、欅坂46といい、今はアイドルがその悲壮感を歌っても良い時代なんですね。あまりにもダーク。どこまでも下に落ちていくようなギターループも最高にダーク。乃木坂ファンは必ず履修して飛鳥氏の新たな一面を知ってほしい。僕は彼女についてはこの一面しか知らないのでインフルエンサーから履修します。インフルエンサーはいい曲ですよね。

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視聴回数 145,104 回

4. Forevermore / 宇多田ヒカル (57)

フジロックの日に配信開始を知って、小躍りしながら聴き狂いましたがこの人はやはりJ-POPを簡単に飛び越えてそれでいてJ-POPに理解されるという稀有な力を持っている人だと再確認。どこかジャジーで、ストリングスとエレピのフレーズの説得力が半端ないすごい曲です。

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視聴回数 3,359,697 回

3. ラビリンス (Album Mix) / MONDO GROSSO & 満島ひかり (61)

MONDO GROSSOの歌物が僕にとってどれだけツボか再確認する年でしたね。これは先行シングルですが、一昔前の、今はいるかわからないクールな女性が目に浮かぶとっても大人な一曲。本当に格好良いのです。ゆらゆら揺れながらこの曲をうたう満島ひかり齋藤飛鳥以上につかみどころがなく、もう大沢氏にはアイドル・女優プロデューサーとしてデビューしてほしいですね。嘘です。ちょっと本当です。

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視聴回数 8,582,264 回

2. 鏡面の波 / YURiKA (71)

僕の2017年ベストアニメである宝石の国はOPにも恵まれているのですよ。このエレクトロニカがエッセンス的ではなくて割と本気でまぶされているアレンジと、右と左のchを行き来しながら執拗に繰り返すピアノとホーンのポリリズムは、ワールズエンドガルフレンドが好きなボカロPが作ったような不思議な手触りがあり、これはボーカロイドの10年がないと生まれない曲だったのではないかと勝手に思っています。ボーカロイドで、多くの聞き手がエレクロトニカを知ったことで、アニソンでエレクトロニカ系を大胆に取り入れる曲が増えたのでは、と。反論求む。

余談ですが、この曲のピアノやホーンに集中してリズムをとると酔います。

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視聴回数 719,745 回

1. Symphony (feat. Zara Larsson) / Clean Bandit (93)

2017年は世界No.1の収入を持つDJカルヴィン・ハリスが脱EDMのアルバムをリリースし、サマソニに来日してアゲアゲのEDMを鳴らして帰って行ったのが記憶に新しいですが、大事なのはTPO……ではなく、もうEDMとかどうでもよく良い曲を出したら勝ちってことで良いんじゃないかなあと思っています。この曲はEDMに分類されるのかもしれませんが、それ以前にとっても良い曲です。柔らかいシンセとストリングスのアレンジの上にどこまでも伸びやかな歌声。音楽そのものをテーマにした歌詞も美しい。ただただ、良い曲で、繰り返し繰り返し聞いて、気がついたら再生回数が100に届きそうになっていました。

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視聴回数 560,594,270 回

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冴えない彼女の育てかた(無印、♭)を見たよ

★★★★☆

 

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この赤いアイライン、発明だと思う。超可愛い

  

■ 一期
ライトノベルの激しいテンプレ化は裏を返せば、テンプレートの中でいかに唯一無二の個性を一つだけでも入れられるかというはげしい戦いであり、その点でこの作品の特異な点は加藤恵というヒロインにある。いかにもなライトノベル的なヒロインが羅列されるこの作品の中で燦然と輝く加藤恵という、名前すら普通なメインヒロインの存在。それが、ただそれだけがこの作品の個性を際立たせています。
彼女だけは、主人公に安直になびかず、クリエイターでもオタクでも妹でも中二病でもなく、本当に普通で、それなのに、ラノベ的な他のヒロインを圧倒する個性と魅力を放っている。それだけが、この作品がノイタミナ枠にに選ばれた理由であり、美麗な作画とすこしオシャレなエロ演出もまたこの作品にあっている。でもそんなことよりも本当に加藤恵がかわいい。
ある意味、ひねくれた僕こそ素直に見ることができる萌えアニメでした。
まあ、ここまで褒めておいてなんですが、ストーリーは普通です。ただただ、加藤恵という存在だけは偉大な発明であり、そこに★ひとつぷらすした、そんなアニメです。

 

■ 二期(♭)
星は同じだけれど一期よりだいぶ面白い。「テンプレラノベ+普通の女の子」に対して2期で「+スポ根(クリエイターとかそのへんの)」という感じでしょうか。
加藤さんの可愛さはさらに洗練され、8話で表題の通り「フラット」な態度がはずれて自分の感情を出してきたところにその頂点を見た。8話の加藤さんの説教シーンと足バタバタシーンはこれからも僕の中で萌えアニメの頂点シーンとして記録されるでしょう。
ライトノベル的ヒロインのえりり(ツンデレ)とうたは先輩(お姉さん系?)のように勢いでキスしたりツインテールでビンタしたりもせず、加藤さんだけは主人公が泣き崩れるところで抱きしめるのかなと思ったらそっと身を引いたり奥ゆかしい。ハーレムアニメに迷い込んだ現実の女の子。
ラノベ主人公は、必ず、ゲス野郎にならないために「ヒロインがどれだけあからさまに好意を示してきても、好かれていると自覚できない」呪いを背負うのですが、加藤さんだけは主人公のともや君のような呪いを抱えていない僕でも「すごく優しいし彼女みたいに振舞ってくれるけれど、この子は僕のことを好きなのだろうか?」と好意の真意を計り兼ねて迷ってしまいそうな曖昧さがあり、告白したら唯一振られるかもとか、そんな感じがしてドキドキしちゃいます。
この普通ヒロインとラノベ的ヒロインの対比って本当に面白くて、つまり、ライトノベル的に現実からデフォルメされた世界で「普通に可愛い普通の女の子」が引き立つという事実が示されてしまったわけなのですよ。つまり、フィクションに現実は勝てるのかもしれない。そんなことすら思いました。
もうこれだけ褒めてるならば星5で良いとも思うのだけれど、それだと僕の中でFate/Zeroとかまどまぎとかと並ぶ出来ということになってしまうので、星は維持で。でも加藤さんには星5こあげちゃう。