テニスの王子様と

ドラマを家族で見た後は、こたつに転がったジャンプに目をやる。
弟がにやにやしながら、「テニスの王子様読んだ?」というからそのページを開くと、
なぜか河村先輩が観客席にいた。


僕は菊丸が分身してから、テニスの王子様
「テニスというフィールドを利用したシュールギャグ漫画」としてみていた。
前回のテニスの王子様で、河村先輩が飛ばされているのを見ても、
ああ、まあボールに吹っ飛ばされているんだろう、(テニプリの世界では)良くあることだ。
と思って気にも留めずにいた。


まさか、観客席にまで飛ばされるとは思いませんでした。
まさか、観客席の深さで、波動球の強さを表現するとは思いませんでした。
まさか、タカさんに死亡フラグが立つとは思いませんでした。


さすがに僕らの予想の、真後ろを素通りすると言われている(おもに僕に)許斐先生。
「ゲーム四天宝寺 4-0!!」というコールとともに、
観客席に血まみれの足を投げ出しているタカさんを見て、


これがテニス漫画と誰が思うだろう。
僕はそれはもう、げっそりするくらい笑った。