ずっとくるりのベストがでたらいいなって思ってた。
実験的で、アルバム全体のバランスを重んじる彼らには、
どうしても少しの難解さが付きまとっていて。
でも、シングルはみんなとってもポップで、優しくて、
僕の大切な曲ばかりで、みんなも好きになれる曲ばかりだと思うから。
それにしても、なんて素敵な曲順だろう。
始まりは、チープなぴこぴこ音が弾けてみんなが踊りだす「ワンダーフォーゲル」。
繰り替えすオルガンに、淡々とした切なさが乗る「ばらの花」。
初期のほのかに日本を感じる、ギターポップ「虹」。
そして、終わらない夜。眠らないダンスフロア。僕が一番好きな曲、
「ワールズエンド・スーパーノヴァ」。
初期からのファンだって、自慢するつもりはない。
『TEAM ROCK』の時から彼らを知っていて、それがどうしたって?
僕はただうれしいんだよ。
有名になった頃から彼らを知った人が、
くるりに「東京」があって、「ばらの花」があって、
「街」があって、「ワンダーフォーゲル」があって、
「ワールズエンド・スーパーノヴァ」があるって知ってくれる。
(そうだ、B面だったけど大好きな「ハローグッバィ」も入ってる。
これを忘れちゃいけないぜ。)
それがただ、うれしいんだ。
BUMP OF CHICKENが僕の道標だとしたら、
くるりは、僕にとっての温度であり、若さであり、青春だ。
願わくば、もっともっとたくさんの人に、
彼らの音楽が届きますように。
素敵なサイトができてるよ。
→http://www.jvcmusic.co.jp/quruli/tower/main.html