新年(もしくは第二部、ってまだ引っ張るのか……)早々この話ばっかりですが、
本当に紅白のGakctは印象深くて、未だに動画を見ると格好良いとか、笑えるとか以上に、
俺も足軽に混ざりたい……っ!
と強く思うわけです。そして、そういった事をmixi日記にて書いたところ、
so-naがGackt好きとは意外だな。俺は笑ったけど……演技はまあよかったよね!
なんて、痛い人を見るような、なんていうか僕の意図が全く伝っていないコメントを頂きまして。
それは誤解だよと思いまして、そのコメントにこう返信したわけです。
いやいや、別にGacktは好きじゃないし。笑えたのは同じだって。そこは分かってよ!
すると、友人はまた僕の言葉を必要以上に真に受けてですね、
なんだ皮肉かよ!確かにあんなことするなんて滑稽だよな。
と返してきたので、足軽に混ざりたい、とまで思っていた僕としては、
あのNHKの神仕事を滑稽とは!毘沙門天の名の下に成敗してくれるわ!
と思ってちょっと不快感を露にしたコメントにて、
返信してやろうと文章を打っているときに、やっとこのすれ違いの原因に気付いたのでした。
そうだ、彼は普通にヴィジュアル系のバンドが大好きだから、
ああいったヴィジュアル系をある意味見世物にするような演出は心境として複雑なんだ。
ここで僕はそのことに気が付いたよ、という意図のコメントを入れ、
やっと彼に僕の感想を伝えられたと思うんですが、この見解の相違は面白いですよね。
かたやGackt(多分彼の場合はマリスミゼルの頃)をガチで格好良いと思っていた人(=友人)は、
あの、エンターテナーに徹してしまったGacktはあんまり見たくないのだろうし、
かたやGacktをネタ、もしくはエンターテイメントとして割り切って見ていた人(=僕は)、
今までキャラは濃いのに歌う曲自身はわりと普通だった彼が、
ようやくエンターテイメントとして突き抜けてくれた、最高だ、と思ったわけです。
ところでここで問題となってくるのは、
Gackt本人があれをガチでやっていたか?
それともエンターテナーとして割り切ってやっていたか?
ですが、僕の考えでは、アレはガチだったと思います。
あとのインタビューで、「戦国ロック」なんて言っていたことからしても、やはりガチだと。
そして、だからこそ、自分の世界に陶酔しきっていて、
それが逆にエンターテナーが演じるよりエンターテイメントになったんだと、僕は思うのです。
仮にアレをミッチーがやったとしたら、あそこまでイっちゃった感は出なかったはず!
だからGackt様には、これからも魅せることよりも、
自分の世界に陶酔するということを優先してもらって、
それだからこそできる、突き抜けたパフォーマンスを見せてほしいと思うのでした。
ん、それはプロとしてはどうなのかだって?
おいおい、もう2008年なんだぜ。そんなプロがいたっていいと、僕は思うよ。