感情のスープを召し上がれ


SUPERCARの「LAST LIVE 完全版 [DVD]」を見ながらレポートを仕上げる。
火曜日の夜は感情が忙しい。


SUPERCARの音楽に高揚して、酔いしれて、心地よくなって、
LAST LIVEという事実に未だに涙が出てきて、
どうしても答えが合わない第八問にイライラして、
気がついたら午後三時半を回っていた。
多分一日分の感情はこの夜に使い果たした。明日の僕はもぬけのから、からっぽだぜ。


ラストライブでは、ROCK寄りの新たなアレンジを獲得した「WARNING BELL」が特に好きだ。
シンプルなのに凄く格好良い。
そしてその後、「STOROBOLIGHTS」でミキちゃんが感極まって歌えなくなるところで、
いつも涙腺を揺さぶられる。
……ずるいよミキちゃん。自分は解散賛成派だったくせに!


SUPERCARの鳴らすギターの音が好きだ。青色の音がなっている気がする。
僕が上手く生活に溶かすことの出来なかった、アオハルが浮かんで鳴っているみたいだ。
あのギターの音だけでも、同じ音を鳴らすバンドはいない。
ナンバガチルドレンも、くるりチルドレンもたくさんいるのに、
スーパーカーの部分だけ空席になって、いつまでもギターの残響音が響いてる。


一瞬に潜むワーニングベル。夢までの1000のレール。
そのうちの一本だけを選んで、置いてった青さを取り戻しに行くよ。