ソーナンスとロケット団(愛すべき脇役達)

ポケットモンスター モンスターコレクション MC -083 ソーナンス
いきなりですが、僕のWeb上での名前「so-na」はソーナンスというポケモンから取りました(こんなやつ↑)。もともとは「sona」だったんですが、ユン・ソナがCDを出すときの名義が「sona」でかぶってしまったので(俺のが先だ・・・と言いたい)、ハイフンをつけてごまかしました。


昔、誰もがはまったゲーム、ポケットモンスター。その二作目、金銀バージョンの、片隅の洞窟にひっそりと出現したマニアックなポケモンでした。でもなぜか気に入ったんです。その青いからだ。怪しい目がついた尻尾。そしていつも困ったような目。なんて愛しいルックスだろう・・・そして「自分からは攻撃できない」という、ブッシュに見習わせてやりたいくらいの平和主義な特性。でももちろん、こんなマイナーな考えは受け入れられるわけありません。ピカチュウやプリンといったメジャーなポケモンが好きな友達の「ソーナンス?どこが可愛いの?」という攻撃を受け続けました。けれども僕は耐えました。「いつかソーナンスの時代が来る」と信じていたんです。・・・あのころは若かった。


そして今。ゲーム並みの知名度を得ている媒体、アニメ「ポケットモンスター」。その中の愛すべき永遠の脇役、ロケット団のレギュラーになってから、彼の人気はうなぎのぼり。勝手にモンスターボールから飛び出しては、「ソーナンス!!」と相槌をうつ。それだけで全国の子供達の心をわしづかみ。ファンサイトもあるんですよ(コレとかコレ)。それに、ここ、はてなダイアリーのキーワードとしてもしっかり登録されてるしね(クリックしてみて!)。もう、ピカチュウやプリンにも負けてない。「ほうら、俺の目は間違ってなかった!」と、大声で叫びたい気分です。



前向きロケット団!
(↑ロケット団・・・しっかりソーナンスいますね)
さらにロケット団についても解説しときます。ロケット団は、悪役だけど、いっつも失敗するし、大事なところではわざと憎まれ役になって、主人公を助けちゃうような憎めない存在・・・まあ、アンパンマンで例えれば、バイキンマン的ポジション。僕はアニメを見ていたころ、主人公より彼らが好きでした。昔からひねくれものなんですね。・・・でも彼らがポケモンの現シリーズでも、生き残ってるのをみると、やっぱ彼らは大切なキャラなんですよ。それに、彼らはひとりひとり、泣ける過去を背負っていて、これがもう・・・セカチューより泣ける話なんです。マジで。嘘だと思うなら、レンタルビデオ屋で「ニャースのあいうえお」という話を借りてみてください・・・心にぐっときますよ。まあ、だいぶ昔のだから、ないかもしれないけど。


今や、アニメからもゲームからも離れてしまって、ドラクエ8も途中で放棄するようなヒトになってしまいましたが、ソーナンスだけで未だにこんなに語れる自分にびっくりです。やっぱ子供のころ(いまでも子供ですが)ときめいたモノってなかなか忘れないんですね。昔の名残りといえば、僕は今でも、ソーナンスを何も見ないで書けます。


今でも、つまらない講義分のルーズリーフの片隅には、ソーナンスが、何か忘れてしまったものを抱えるように、佇んでいるんです。