かぐや様は告らせたいを全人類に布教したい〜最新話(第126話)が最高だったので1ページごとに感想を書く〜

今すぐにタイムマシンを用意してほしい。
そしたらかぐや様は告らせたい2期、もしくは3期、もしくは劇場版が放映している未来まで時間旅行をする。そして、今週号のアニメを見てキュンキュンしたい。
松尾芭蕉が松島を見て感嘆符しか出せない気持ちがわかる。
今浮かぶ言葉は「激エモ」「尊い」「最高」そして「こんなキラキラした恋がしたい」なんて、ありふれた感嘆符だけだ。

というわけで、

かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 
「二つの告白」後編

というメモリアルな回の感想を1ページずつ書きます。

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かぐや様は告らせたい 13 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜/赤坂 アカ | 集英社コミック公式 S-MANGA

P103「ウルトラロマンティック作戦!!」と言う言葉が直球で素晴らしい。ハートの風船を見つめるかぐや様がかわいい。今週の四宮かぐやは全コマ可愛い。

P104「見るよ?」と言っているのはスタンフォードの合否判定だろうか。スタンフォードを受けておきながら受かるとすぐ好きな人のこと考えてしまう会長可愛い。

P105「コスプレ」してくれる可愛い女の子なんて漫画の中にしかいない、だからこそ、尊いのかもしれない

P106「中二で止まっていた」会長をこんなポンコツキャラに作ったのは本当に素晴らしい判断だったと思う。いつこのキャラは固まったのだろうか。「そのコスプレは一体なんですか」と先週のかぐや様がぽろっとモノローグしたのが思い出される。

P107「アルセーヌ」は男らしくって意味なんですね。藤原を封じるのが先決と考える会長は正しいけど、藤原ファンとしては藤原のおかげでバルーンアートができるようになったことも思い出してほしい。

P108「キャンプファイヤー」上昇気流まで計算する会長の周到さ。なんとなく雰囲気でこのコマを作る漫画も多い中、ここまでロジックを組むのがかぐや様は告らせたいがかぐや様が告らせたいである所以だと思う。文系+理系の漫画、みたいな。

P109「文化祭の完全私物化!!」こんな私物化ならされても全力で支持する。伏線の張り方が緻密すぎる。

P110「俺には四宮ほどの才覚はなく」だがここからさらに緻密な伏線が展開する。

P111「本気を出したお前にテストに勝った時」どうやってこのシチュエーションにたどり着いたのかしら。過去編を待つ。氷のかぐや様。

P112「俺はお前から告(もとめ)られて」ルビの振り方からして完璧。花火回の時もそうだったがこの漫画は上手すぎる。ここにきて「告らせたい」の意味が四宮と会長それぞれダブルミーニング(四宮は誰にでも優しい会長と生徒会が大切すぎて、告白で壊さないか不安で告らせたい、会長は四宮と対等になりたくて告らせたい)になるところがあまりに上手すぎる。最初からこの景色を思い描いて連載は始まったのか。これが後付けの理由だとしたら、もはやこの漫画は作者以外の誰かに導かれているのではとすら思える。

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ヤングジャンプの本編より引用

P113「このハート全てが」好きだとそれでも素直に言えない二人。激エモ。

P114「抱えるハート」タッチから完全に少女漫画。この振り幅。かぐや様かわいい。

P115「別にこんな事をしなくても私は……」会長が狂おしいほど好きなのに。

P116「俺にはお前に告らせるより」ちょっと。もうすでにドッカンドッカンきてるのにまだ山を作るつもり??

P117「お前と ずっと一緒にいる事だ」これがモノローグでセリフが「俺と一緒にアメリカに来い」なのがもう……無理……。

P118「迷うかぐや」それは家柄的にそうだよね

P119「実家を捨てるつもりで熟考しましたよ」ここのセリフ全部すごい。四宮かぐやが「私は会長がおかしくなる程好き」(13巻122話より)がとてもよくわかる1P。

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P120「告白を急ぐ必要も無い」会長、ここで日和る。笑

P121「言いましたね」ここのかぐや様の次のページの大胆さを不安にも思い泣きそうになりつつ静かに決意するような表情はベスト作画だと思います。人間の目はこんなにも多くを語る。

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ヤングジャンプの本編より引用

P122「………」ありがとう。

P123「………」ありがとう。少女漫画味が強すぎて、ここまで来るまでを思って、一緒に泣きそうです。かぐや様の匂いすら漂ってきそうな激エモな見開き。

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ヤングジャンプの本編より引用

P124「ウルトラロマンティック!!!!!!!!」という担当の一言がまさに僕の心と同じ叫び声に感じました。

完璧な一話でした。先週も素晴らしかったですが、今週はまさに今まで積み上げてきた伏線たちを全て鮮やかに回収し、最高に格好いい会長が少し日和った隙にかぐやが最後は主導権を握る感じで、少年漫画的な熱さと少女漫画的なロマンスと理系の緻密さと文系の柔らかさを併せ持った素晴らしい回で、非の打ち所なく素晴らしかったです。

この回を描くためにこの漫画を描いた、僕が作者だったらそう思います。

置いていかれきったのに、ここまで読んでしまった稀有なあなた。いますぐに動画サイトでアニメを1話から視聴し、我慢できなくなってコミックスを13巻まで購入し、我慢できなくなってヤングジャンプまで購入してください。よろしくお願いします。